現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年11月6日のデイリーキーワードランキング
1 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 退屈なガソリンガール柳の芽 |
4 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
5 | 嬰生まるはるか銀河の端蹴つて |
6 | 実南天奈良から一人少女来る |
7 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
8 | 狼を容れて動かず櫨紅葉 |
9 | 鰯雲この一族の大移動 |
10 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
11 | クリスマス地に来ちちはは舟をこぐ |
12 | いなびかり北よりすれば北を見る |
13 | 立冬のことに草木のかがやける |
14 | ふるさとの土の底から鉦たたき |
15 | 剥製の鵙鳴かなくに昼淋し |
16 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
17 | 紫陽花に秋冷いたる信濃かな |
18 | 去年今年貫く棒の如きもの |
19 | とんぼ連れて味方あつまる山の国 |
20 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
21 | 地に落ちて柿栗青し土用東風 |
22 | あけび漬心通はす会話あり |
23 | 結婚はロシアンルーレット青林檎 |
24 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
25 | 乱心のごとき真昼の蝶を見よ |
26 | 枯れ蓮の枯れ切るところ幾柱 |
27 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
28 | 雪山に一切埋めし心のはず |
29 | 矢面に立つ人はなし弓始 |
30 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
31 | 本買へば表紙が匂ふ雪の暮 |
32 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
33 | 天寿とは昼寝の覚めぬ御姿 |
34 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
35 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
36 | なにはさて冬のはじめの朴葉味噌 |
37 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
38 | 芋の露連山影を正しうす |
39 | 恋猫の恋する猫で押し通す |
40 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
41 | わがいのち菊にむかひてしづかなる |
42 | 鞦韆や風をはらみてみな帰る |
43 | 道ありて躑躅の上の人語かな |
44 | 花筵九十年の土ふまず |
45 | 母に添い涙もろくなる菊月 |
46 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
47 | そこここにメール打つ指三島の忌 |
48 | 恋に恋せし頃歌留多お手付きす |
49 | うしろ手に一寸紫式部の実 |
50 | 八十八夜南畦生を享けし夜 |
2024年9月21日 18時12分更新(随時更新中)