現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年10月31日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 潮曇松の根方の花火殻 |
3 | 夕映えの一村囲む桑若葉 |
4 | 夕映えは遠き橋より麦の秋 |
5 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
6 | 天寿とは昼寝の覚めぬ御姿 |
7 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
8 | 夕映えを摑んで叫ぶ蔦の蔓 |
9 | 鱈場大漁海鳴りのお題目 |
10 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
11 | 鶏頭を三尺離れもの思ふ |
12 | 夕映えの水ぶっかけて牛洗う |
13 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
14 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
15 | 鰯雲この一族の大移動 |
16 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
17 | 一葉の心の秘密秋惜しむ |
18 | 芋の露連山影を正しうす |
19 | 立冬のことに草木のかがやける |
20 | 白鳥に体温あらばすがりたし |
21 | 海に出て木枯帰るところなし |
22 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
23 | 鷹の目の佇む人に向はざる |
24 | コホロギの肩刺せ裾刺せ一人の茶 |
25 | いなびかり北よりすれば北を見る |
26 | 山藤の一つ揺れれば山揺れる |
27 | うしろ姿の時雨てゆくか |
28 | 月明のどの抽斗を開けようか |
29 | 狐火をみて命日を遊びけり |
30 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
31 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
32 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
33 | 雑然と休耕田に春北風 |
34 | 琅玕や一月沼の横たはり |
35 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
36 | 逃げてもにげても背高泡立草 |
37 | 華麗な墓原女陰あらわに村眠り |
38 | 絵手紙のモデルとなりしヘボ胡瓜 |
39 | 深雪道来し方行方相似たり |
40 | 玉椿八十八の母の息 |
41 | 星空へ店より林檎あふれをり |
42 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
43 | どこまでも夫を疑い氷雨降る |
44 | ものの種にぎればいのちひしめける |
45 | オペラ観るわが茎石の沈みごろ |
46 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
47 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
48 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
49 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
50 | おそるべき君等の乳房夏来る |
2024年9月24日 00時18分更新(随時更新中)