現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年10月28日のデイリーキーワードランキング
1 | いなびかり北よりすれば北を見る |
2 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
3 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
6 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
7 | うたた寝は父のさすらい藤袴 |
8 | 生くることやうやく楽し老の春 |
9 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
10 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
11 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
12 | 蛤に雀の斑あり哀れかな |
13 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
14 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
15 | 春や昔十五万石の城下哉 |
16 | 文芸に一世をかけし木の葉髪 |
17 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
18 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
19 | 重き罪逃れし思ひ昼寝覚め |
20 | 雲水と逢ひし日ぐれのひとしぐれ |
21 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
22 | 田植え前ムツゴロウになった一年生 |
23 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
24 | 芋の露連山影を正しうす |
25 | 竹踏みを一日二回梅雨ごもり |
26 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
27 | つくつくほうしつくつくほうし長恨歌 |
28 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
29 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
30 | 心をまとめる鉛筆とがらす |
31 | だまし絵の鮫が口あく神の留守 |
32 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
33 | 氷面鏡諏訪湖の四囲の山映す |
34 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
35 | 水飯を掻き込む自由吾にあり |
36 | 夏の闇鶴を抱へてゆくごとく |
37 | 清水汲む心はるばる来つるかな |
38 | ものの種にぎればいのちひしめける |
39 | 多喜二忌が近し鉛筆削るにおい |
40 | マンションの広場にテント芋煮会 |
41 | 手をあげて此世の友は来りけり |
42 | かまきり誕生天才なれば透明に |
43 | 佐渡ヶ島ほどに布団を離しけり |
44 | 山又山山桜又山桜 |
45 | あたたかや句を恋文のごとく書く |
46 | サフランや映画はきのう人を殺め |
47 | 揚雲雀わたしに戻れなくなりし |
48 | 足も手も不思議と思う日向ぼこ |
49 | 凍月の一両列車しゃれこうべ |
50 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
2024年9月23日 07時24分更新(随時更新中)