現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年10月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 寒卵どの曲線もかへりくる |
2 | 人生の構図決まらず秋灯下 |
3 | 天高く妻にゆまりのところなし |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | 冬山やどこまで登る郵便夫 |
7 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
8 | まだもののかたちに雪の積もりをり |
9 | 黒蝶の乱舞 テロの恐怖 |
10 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
11 | 車椅子 さみしき笑い知り得たる |
12 | 蛍火や疾風のごとき母の脈 |
13 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
14 | 白き手の病者ばかりの落葉焚 |
15 | いなびかり北よりすれば北を見る |
16 | 力竭して山越えし夢露か霜か |
17 | 濃竜胆浅間山の力裾までも |
18 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
19 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
20 | あてどなく急げる蝶に似たらずや |
21 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
22 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
23 | 田の神に一礼稲田刈り始む |
24 | 天に尻向けて瓢を並べ干す |
25 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
26 | 検眼の乱視が失せし萬愚節 |
27 | 冬紅葉はさみて句帳まだ白し |
28 | 暑中見舞の言葉がうれし昼の星 |
29 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
30 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
31 | 水害の跡ここかしこ ちちろ鳴く |
32 | 菫程な小さき人に生れたし |
33 | 木がらしや目刺にのこる海の色 |
34 | コスモスの花あそびをる虚空かな |
35 | 遠ちの枯木桜と知れば日々待たる |
36 | 深雪晴非想非非想天までも |
37 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
38 | かたつむり角ふり慎重ならざらむ |
39 | 花まりは幾何学模様で沈丁花 |
40 | 春はあけぼの少し深入りしたらしい |
41 | てふてふや遊びをせむとて吾が生れぬ |
42 | 名月や門の欅も武蔵ぶり |
43 | 比べあふ菱の実鬼の顔をせり |
44 | 何処までも一本道や桃の中 |
45 | 菊人形みつめし処より傷む |
46 | よき川のいよよつめたき黄鶺鴒 |
47 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
48 | 人の世の悲しき櫻しだれけり |
49 | 連れ添うて宝なりけり秋扇 |
50 | 原つぱの月光仮面牛膝 |
2024年9月23日 00時04分更新(随時更新中)