現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年8月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
2 | いなびかり北よりすれば北を見る |
3 | 石器は闇に置くもの 遠くにある 秋炎 |
4 | 蝉しぐれ八月尽の蝉しぐれ |
5 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
6 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
7 | サフランや映画はきのう人を殺め |
8 | 机椅子引きずる音す夏の雲 |
9 | 梨むくや甘き雫の刃を垂るる |
10 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
11 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
12 | 桃冷す水の向かうに夜の山 |
13 | あやまたず沈む冬至の日を見たり |
14 | 行く春や返さずにおく砂時計 |
15 | さざ波は立春の譜をひろげたり |
16 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
17 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
18 | ときめきをたかぶらせてる桜の芽 |
19 | 仰山な桜吹き入る虎の檻 |
20 | つくも髪ねんごろに梳き去年今年 |
21 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
22 | 露けさの弥撒のをはりはひざまづく |
23 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
24 | 八月のうぐひす幽し嶽の裏 |
25 | 冬山やどこまで登る郵便夫 |
26 | ちるさくら海あをければ海へちる |
27 | 立山の晴れて群れ飛ぶ蜻蛉かな |
28 | 石臼の今は踏み石処暑の風 |
29 | 倒れたる案山子の顔の上に天 |
30 | 土雛は昔流人や作りけん |
31 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
32 | 二日月神州狭くなりにけり |
33 | 選句しつつ火種なくしぬ寒雀 |
34 | 梅雨の鳩ほっそり対きて病者の貌 |
35 | 花サフラン舌の真赤は太古より |
36 | 空蝉のまなこに光ありにけり |
37 | ほんの少し家賃下りぬ蜆汁 |
38 | 愛なき日避雷針見て帰りけり |
39 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
40 | 鴟尾すべり落つ天平の恋雀 |
41 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
42 | 隅田川見て刻待てり年わすれ |
43 | あさまらのめでたき春となりにけり |
44 | おそるべき君等の乳房夏来る |
45 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
46 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
47 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
48 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
49 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
50 | 迎え提灯身にはおぼえぬ風ありて |
2024年9月21日 06時12分更新(随時更新中)