現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年5月18日のデイリーキーワードランキング
1 | うごかざる一点がわれ青嵐 |
2 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
3 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
4 | 秋風や心の中の幾山河 |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | いなびかり北よりすれば北を見る |
7 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
10 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
11 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
12 | 炎昼の男は無言万華鏡 |
13 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
14 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
15 | 星の深さに二階屋低し夜業終ゆ |
16 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
17 | 睡蓮のほとり明るしこぬか雨 |
18 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
19 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
20 | 冬かもめ氏子百戸の船溜り |
21 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
22 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
23 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
24 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
25 | 桐の花河口に眠りまた目覚めて |
26 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
27 | ほほえめばえくぼこぼるる暖炉かな |
28 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
29 | 口まげしそれがあくびや蝶の昼 |
30 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
31 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
32 | 赤んぼの五指がつかみしセルの肩 |
33 | つばめつばめ泥が好きなる燕かな |
34 | 仰臥して見上げる天上鉄線花 |
35 | 引鶴やいま殿りの陣の上 |
36 | 糊利いて平らなる褥ヒロシマ忌 |
37 | 石楠花や賽の河原の石の塔 |
38 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
39 | まざまざと彼の英霊菰筵 |
40 | 冬かもめ真昼は大きな忘れもの |
41 | 日蝕や父には暗き蟻地獄 |
42 | 桐の花紅の夕日は人去る方 |
43 | 遅桜奈良井木曾谷斜にして |
44 | 老鶯や溶岩に松ある散歩道 |
45 | 春や昔十五万石の城下哉 |
46 | はくれんは雲ひとつなき宴かな |
47 | 老鶯の声も緑に美術館 |
48 | モネ晩年の睡蓮の闇水中に |
49 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
50 | キャンパスの余白をかざる夏の雲 |
2024年9月21日 08時28分更新(随時更新中)