現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年3月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 一病をうべないており秋の蝶 |
2 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
3 | 足の立つ嬉しさに萩の芽を検す |
4 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
5 | 日のさして今おろかなる寝釈迦かな |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 春蚊出づさびさびとして関所址 |
8 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
9 | 娘等のうかうか遊びソーダ水 |
10 | 好々爺背の縮みたる甘茶寺 |
11 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
12 | 御本尊阿弥陀露座仏花あかり |
13 | 桃咲いて百年先のわれ思ふ |
14 | 上靴にカタカナの名入学式 |
15 | 一徹の父が礼言う別れ霜 |
16 | 能面の裏何もない芒原 |
17 | 大南瓜布告の如く置かれをり |
18 | 二日月死者の足裏は見えざりき |
19 | 鳥雲に美人動けばわれ動く |
20 | 夜間飛行を眼にとめてうすくなる寝嵩 |
21 | 曲らねばならぬしたたか雪解川 |
22 | 合格子ひとりになれば大股に |
23 | きつねのかみそり手の鳴る方は戦場 |
24 | 鳥雲に入る背景を省略し |
25 | つかみ合いの少年釘のよう冬水仙 |
26 | 転勤の知らせ四つ葉のクローバー |
27 | 顔のなく夜干の白さ重なれり |
28 | 木耳やカフカの耳の尖り方 |
29 | 浅春の施主と仏の名の違い |
30 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
31 | 塗膳を曇らす峡の杉花粉 |
32 | 渾身の濡れ身ととのふ鬼やんま |
33 | 立春や喉もとにある鬼の指示 |
34 | 乳離れの母子を支えた遠雪崩 |
35 | 探梅や遠き昔の汽車にのり |
36 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
37 | 木がらしや東京の日のありどころ |
38 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
39 | 春蚊出て視野が段々せまくなり |
40 | 日のくれと子供が言ひて秋の暮 |
41 | 枯野あり幻付自転車てふ走りき |
42 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
43 | 麦踏みのまたはるかなるものめざす |
44 | すでに始っている 玉葱の内乱 |
45 | お花見やあちこち電話の歩きつつ |
46 | 羅や人悲します恋をして |
47 | 心地よきペンの走りや四温晴れ |
48 | 蛇を愛ずナースに脈を診られいる |
49 | 夕顔のそこより先は 夢うつつ |
50 | 舟となるはずの木が夏小屋となる |
2024年9月20日 14時12分更新(随時更新中)