現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年2月10日のデイリーキーワードランキング
1 | せりせりと薄氷杖のなすままに |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 妻が持つ薊の棘を手に感ず |
4 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
5 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
6 | 春あさし人のえにしの絶つがたく |
7 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
8 | 南風や化粧に洩れし耳の下 |
9 | 友情が心の支え冬ぬくし |
10 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
11 | 奥入瀬を拔け来し田水落しけり |
12 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
13 | 柔肌の内なる滾り雨水かな |
14 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
15 | 浴衣着て少女の乳房高からず |
16 | 晴天の天守に生れし雪ばんば |
17 | まだ漕げる心の櫂を確かめる |
18 | 秋の航一大紺円盤の中 |
19 | 一芸と言ふべし鴨の骨叩く |
20 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
21 | 炎天の柩われには厳しき師 |
22 | あちこちにおひとりさま揺れ波の花 |
23 | 蝋梅や磨きたりない床柱 |
24 | 朴の花山姥ゐないゐないば |
25 | 水を煮てこころ濁れり建国祭 |
26 | 水馬水ひつぱつて歩きけり |
27 | 美服して牡丹に媚びる心あり |
28 | つつがなく目鼻耳口文化の日 |
29 | 疲れ且つ戦い仏桑花を愛す |
30 | ふと覚めし雪夜一生見えにけり |
31 | 芋の露連山影を正しうす |
32 | 月山の木霊と遊ぶ春氷柱 |
33 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
34 | この道の富士になりゆく芒かな |
35 | 佛哭いてる山脈の秋落暉 |
36 | 問はず語りに座礁船のこと義仲忌 |
37 | 終戦日妻子入れむと風呂洗ふ |
38 | 鶏頭の影地に倒れ壁に立つ |
39 | 桃咲くや湖水のへりの十箇村 |
40 | 別れの瞳海より青し疑わず |
41 | をととひのへちまの水も取らざりき |
42 | 夏山を背なに入江の舟屋 |
43 | 光陰の矢の真直に煤逃げす |
44 | 雨の野を越えて雪降る谷に入る |
45 | 春暁や人こそ知らね木々の雨 |
46 | 向日葵おごるとき拳白かりき |
47 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
48 | 永き日や欠伸うつして別れ行く |
49 | 水打ちて夕星ひとつともしけり |
50 | 蛇衣を脱ぐ身の長さかこちつつ |
2024年9月22日 18時31分更新(随時更新中)