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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2011年11月28日のデイリーキーワードランキング

1

おでんぐつぐつ 嘘は大きい方がいい
2

障子しめて四方の紅葉を感じをり
3

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
4

雀らも海かけて飛べ吹流し
5

着ぶくれて浮世の義理に出かけけり
6

女身仏に春剥落のつづきをり
7

しんしんと肺碧きまで海の旅
8

鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ
9

三千の俳句を閲し柿二つ
10

降る雪や明治は遠くなりにけり
11

願ひ事なくて手古奈の秋淋し
12

魚城移るにや寒月の波さざら
13

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
14

貝こきと噛めば朧の安房の国
15

春風や闘志いだきて丘に立つ
16

手鞠唄かなしきことをうつくしく
17

直立不動の門松立てり精神科
18

蛇衣を脱ぐ身の長さかこちつつ
19

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
20

いくたびも雪の深さを尋ねけり
21

死してなほ水の重さの海月かな
22

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
23

雲海やよろずの神の通るみち
24

流れ行く大根の葉の早さかな
25

とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな
26

門松の枯癖に山思ふなり
27

春霰の通り過ぎたるほくろかな
28

柿落葉老いていとしきものふゆる
29

桐一葉日当りながら落ちにけり
30

学問のさびしさに堪へ炭をつぐ
31

親子笑えり一心に切る紙キリスト
32

石くれ仏ひしめくかぎり冬茜
33

柚子つかむ三つの一つころがれり
34

耳塚の前ひろびろと師走かな
35

蛇衣を脱ぐ半熟という脆さ
36

谺して山ほととぎすほしいまゝ
37

凍鶴の一歩を賭けて立ちつくす
38

せきをしてもひとり
39

外にも出よ触るるばかりに春の月
40

花散るや耳ふって馬おとなしき
41

玫瑰や今も沖には未来あり
42

あえかなる薔薇撰りをれば春の雷
43

ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう
44

一村のうすうすといる狐雨
45

水洟や鼻の先だけ暮れ残る
46

ずいずいと枯菊越えて生きのこる
47

水仙や古鏡の如く花をかかぐ
48

幻の女とゆく夜の花八ツ手
49

赤い椿白い椿と落ちにけり
50

金剛の露ひとつぶや石の上


2024年9月20日 22時54分更新(随時更新中)
 

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