現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年8月28日のデイリーキーワードランキング
1 | やつぱり一人がよろしい雑草 |
2 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
3 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
4 | 泉の底に一本の匙夏了る |
5 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
6 | ぬるき茶の渋み鋭き厄日かな |
7 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 手庇を何回したり春の山 |
10 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
11 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
12 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
13 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
14 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
15 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
16 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
17 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
18 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
19 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
20 | 霧黄なる市に動くや影法師 |
21 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
22 | 芋の露連山影を正しうす |
23 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
24 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
25 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
26 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
27 | 夏暁我を亡ぼす夢に覚む |
28 | 秋風や書かねば言葉消えやすし |
29 | いくつもの纜跨ぎ夏惜しむ |
30 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
31 | ものの種にぎればいのちひしめける |
32 | 魚干す裏道に来て*葛の花 |
33 | 無患子の木末透して空の青 |
34 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
35 | 悪路王の首に無辺や旱星 |
36 | わらんべの洟も若葉を映しけり |
37 | 水草生ふ湖の真中へ舟の水脈 |
38 | 枯木立月光棒のごときかな |
39 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
40 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
41 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
42 | 鳥帰るいづこの空もさびしからむに |
43 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
44 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
45 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
46 | 吾が影を動かしており盆提灯 |
47 | 十二支みな闇に逃げこむ走馬灯 |
48 | 蝉穴は大量破壊兵器庫なり |
49 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
50 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
2024年9月19日 08時10分更新(随時更新中)