現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年7月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 七夕竹あまりに重きねがいごと |
2 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
3 | ちるさくら海あをければ海へちる |
4 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
5 | 庭石に梅雨明けの雷ひびきけり |
6 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
7 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
8 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
9 | 人体冷えて東北白い花盛り |
10 | 山又山山桜又山桜 |
11 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
12 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
13 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
14 | 中部地方メロンのような日柄かな |
15 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
16 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
17 | 星空へ店より林檎あふれをり |
18 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
19 | 入れものが無い両手で受ける |
20 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
21 | 鮟鱇を吊し魚屋夕景色 |
22 | 秋鶏が見てゐる陶の卵かな |
23 | 日曜の晴れ着の匂い合歓の花 |
24 | 制服の袖口余る松の芯 |
25 | 蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな |
26 | 響爽かいただきますといふ言葉 |
27 | 梅雨昏し腰揺りて牛歩き出す |
28 | 芋の露連山影を正しうす |
29 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
30 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
31 | 梅雨一日象形文字の鳥の足 |
32 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
33 | 校風は大和撫子卒業す |
34 | まつすぐに汐風とほる茅の輪かな |
35 | 岩清水屯せし神祀りけり |
36 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
37 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
38 | 黙礼のあとの黙殺白扇子 |
39 | 立ち葵男の不作法ゆるされよ |
40 | こんなよい月を一人で見て寝る |
41 | 蟻穴を出て地歩くや東大寺 |
42 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
43 | 夏の山国母いてわれを与太という |
44 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
45 | 少年の時間の余る夜店かな |
46 | 重ね着の中に女のはだかあり |
47 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
48 | 海から誕生光る水着に肉つまり |
49 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
50 | でいご咲く迸るもの空へ向け |
2024年9月23日 18時07分更新(随時更新中)