現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年6月16日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 星空へ店より林檎あふれをり |
3 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
4 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | 芋の露連山影を正しうす |
7 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
8 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
9 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
10 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
11 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
12 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
13 | あじさいに心変わりや恋みくじ |
14 | 菫程な小さき人に生れたし |
15 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
16 | 分け入つても分け入つても青い山 |
17 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
18 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
19 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
20 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
21 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
22 | 金閣にほころびのひかり苔の花 |
23 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
24 | 栗食むや若く哀しき背を曲げて |
25 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
26 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
27 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
28 | ふたまわり下の男と枇杷の種 |
29 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
30 | ちるさくら海あをければ海へちる |
31 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
32 | 寝返りを打つて闇見る我鬼忌かな |
33 | ひとりきいてゐてきつつき |
34 | 野の傷を舌でいたわる修司の忌 |
35 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
36 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
37 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
38 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
39 | 火の性を秘めし山河や霧氷咲く |
40 | 麦の秋はればれ燃えるもの燃やす |
41 | 逢うまでの刻ゆるやかに青蜥蜴 |
42 | 青蘆に夕波かくれゆきにけり |
43 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
44 | 入れものが無い両手で受ける |
45 | 戦争と畳の上の団扇かな |
46 | おもひ川渡れば叉も花の雨 |
47 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
48 | 愛する時獣皮のような苔の埴輪 |
49 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
50 | 一村のうすうすといる狐雨 |
2024年9月23日 06時26分更新(随時更新中)