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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2011年6月4日のデイリーキーワードランキング

1

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
2

蠅一匹木魚時折高鳴りす
3

春浅き水を渉るや鷺一つ
4

入れものが無い両手で受ける
5

うつくしきあぎととあへり能登時雨
6

夏嵐机上の白紙飛び尽す
7

星空へ店より林檎あふれをり
8

方丈の大庇より春の蝶
9

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
10

山越える山のかたちの夏帽子
11

じゃんけんに負けて春雷轟けり
12

梅雨晴れ間オレンジ色の過去にじみ出す
13

人体冷えて東北白い花盛り
14

実梅落つ宅地切り売りして旧家
15

洪水のあとに色なき茄子かな
16

菜の花がしあはせさうに黄色して
17

芝桜色鉛筆の走り出す
18

はくれんの花に打ち身のありしあと
19

いくたびも雪の深さを尋ねけり
20

春風や闘志いだきて丘に立つ
21

わが恋は人とる沼の花菖蒲
22

青梅雨へぱつと振りたる化粧塩
23

遠き日の男根なぶる葉月潮
24

じゃんけんで負けて螢に生れたの
25

木がらしや東京の日のありどころ
26

北ぐにの蛾の舞ひ出づる能舞台
27

湾曲し火傷し爆心地のマラソン
28

寒中の毛衣磨れば火の走る
29

干足袋の日南に氷る寒さかな
30

芋の露連山影を正しうす
31

せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ
32

時の記念日 コトコトこんぴら電車です
33

よく眠る夢の枯野が青むまで
34

派手な柄着て落ち着かずアマリリス
35

ふっと悪女の匂い天花粉
36

漆山染まりて鮎の落ちにけり
37

水無月の宙を吸い込む鯉の口
38

うすめても花の匂の葛湯かな
39

青蛙おのれもペンキぬりたてか
40

六月を奇麗な風の吹くことよ
41

赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり
42

いつぷくの姿スコップ雪に立ち
43

枯薄ここらよ昔不破の関
44

降る雪や明治は遠くなりにけり
45

ちるさくら海あをければ海へちる
46

坂本九の口笛聴いて夏の星
47

砂丘はなるる月のはやさよ月見草
48

こんなよい月を一人で見て寝る
49

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
50

水ぐるまひかりやまずよ蕗の薹


2024年9月23日 05時45分更新(随時更新中)
 

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