現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年4月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2 | 荷車の消えるまで音鎮花祭 |
3 | 江戸桜いらざる句々を散らしけり |
4 | 重ね着の中に女のはだかあり |
5 | 鷺の脚雪曼陀羅に紛れゆく |
6 | 上靴にカタカナの名入学式 |
7 | 仏母たりとも女人は悲し灌仏会 |
8 | 初東風や水平線を船が曳く |
9 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
10 | ひく波の跡美しや桜貝 |
11 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
12 | 群れてなほ孤高の響き水芭蕉 |
13 | 笑い声発光しつつ野蒜摘む |
14 | 病む母の薄眼に満ちて花万朶 |
15 | やどかりが夕日の落ちる音を聞く |
16 | 連翹や全身火照る道祖神 |
17 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
18 | 乳房や ああ身をそらす 春の虹 |
19 | 花嫁のように鯉くる梅雨の入り |
20 | ぬかづけばわれも善女や佛生會 |
21 | 鷺よりさみし闇ゆく首の繃帯と |
22 | ノルウェイの森の眠れる白シーツ |
23 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
24 | 本堂の華やかなりし仏生会 |
25 | 苔くさい雨に唇泳ぐ挽肉器 |
26 | うすぎぬのおぼろが裏む花の精 |
27 | 髪洗ひゐて茫々の山河かな |
28 | さくらんぼ笑で補ふ語学力 |
29 | 陽へ病む |
30 | ゆきふるといひしばかりの人しづか |
31 | どこまでが花どこからが花の闇 |
32 | 泰山木花の法則揺るぎなし |
33 | ミス卑弥呼準ミス卑弥呼桜咲く |
34 | 妻いつもわれに幼し吹雪く夜も |
35 | ひたすらに欅若葉は天を押す |
36 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
37 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
38 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
39 | 青梅の臀うつくしくそろひけり |
40 | 吾もまた自遊人なり 花おぼろ |
41 | 廃屋をのぞき込むかに紫木蓮 |
42 | 春蚊出て視野が段々せまくなり |
43 | 草笛や少年の日のこころざし |
44 | 花の寺膝を庇いて女坂 |
45 | ひとしずく空よりの色露草に |
46 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
47 | 菫程な小さき人に生れたし |
48 | 妻ありき琺瑯の冷たさいまも |
49 | 若鮎の二手になりて上りけり |
50 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2024年9月21日 01時20分更新(随時更新中)