現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年4月1日のデイリーキーワードランキング
1 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2 | でで虫は戦場のにほひ花の匂ひ |
3 | 重ね着の中に女のはだかあり |
4 | 半眼の心に卯波さわさわと |
5 | けぶる母郷いくたび芹の匂いたつ |
6 | 大いなる春日の翼垂れてあり |
7 | 短夜の明けゆく水の匂ひかな |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 水鶏笛きつと芭蕉を呼び寄せる |
10 | 羇旅に死す男の墓碑銘神無月 |
11 | 春灯にひとりの奈落ありて座す |
12 | 草笛を吹いている間は大丈夫 |
13 | 麗しき春の七曜またはじまる |
14 | トランプの王家悲しげ四月馬鹿 |
15 | 海神 の彫琢の作栄螺置く |
16 | 見上げつつ桜並木の尽るまで |
17 | 空ら額縁はこびこむ 鶏頭壮んな館 |
18 | エイプリルフール効能書を読む |
19 | 若鮎の二手になりて上りけり |
20 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
21 | 一もとの姥子の宿の遅ざくら |
22 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
23 | 万愚節歯磨きチューブ畳みけり |
24 | 魚城移るにや寒月の波さざら |
25 | 海に出て木枯帰るところなし |
26 | 鎌倉右大臣実朝の忌なりけり |
27 | 連翹の花の隙間も濃きひかり |
28 | 遠花火とりすがれるは夕布團 |
29 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
30 | 蟻や蟻や雑巾に日があたり |
31 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
32 | 芋の露連山影を正しうす |
33 | 春の月大笑ひして別れけり |
34 | 地震後の石垣の罅すみれ咲く |
35 | 棉の実の白々と噴く夕の風 |
36 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
37 | ひく波の跡美しや桜貝 |
38 | てふてふや遊びをせむとて吾が生れぬ |
39 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
40 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
41 | はじめなかいっさいをはり大文字 |
42 | 落花枝に返るふりして散り急ぐ |
43 | 春が来る老人に杖鯰に髭 |
44 | 群れ騒ぐ鴎にかけてこの世を愛す |
45 | 初あかりそのまま命あかりかな |
46 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
47 | 向日葵の蕊を見るとき海消えし |
48 | 恋心とも山繭のうすみどり |
49 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
50 | 遠足が来て河川敷透明に |
2024年9月21日 13時55分更新(随時更新中)