現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年2月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 桜の実紅経てむらさき吾子生る |
2 | 蚊の声のひそかなるとき悔いにけり |
3 | 初暦めくる一枚過去となる |
4 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
5 | 初暦知らぬ月日は美しく |
6 | わが背丈以上は空や初雲雀 |
7 | 妻二タ夜あらず二タ夜の天の川 |
8 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
9 | 落椿われならば急流へ落つ |
10 | 猫じやらし枯れて向うの山緊る |
11 | マネキンの赤いマフラー客をひく |
12 | 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す |
13 | まだもののかたちに雪の積もりをり |
14 | がらがらとあさりを洗ふ春の音 |
15 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
16 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
17 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
18 | 春闘の出陣太鼓雲一つ |
19 | 重ね着の中に女のはだかあり |
20 | 百年の村史繙く雪解光 |
21 | 生涯にかかる良夜の幾度か |
22 | 早春の庭をめぐりて門を出でず |
23 | みちのくの淋代の浜若布寄す |
24 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
25 | 鳥帰るアイウエオ順って不公平 |
26 | 船底を足音のゆく鳥曇り |
27 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
28 | 年とつて優しくなりぬ龍の玉 |
29 | 哲学の道を往き来の時雨傘 |
30 | はまなすや天の扉にダリの刻 |
31 | いつせいに柱の燃ゆる都かな |
32 | 去年今年荒ぶる神のたなごころ |
33 | かまつかの風に夢殿ひらきけり |
34 | 唄ひ出しさうな花束鳥ぐもり |
35 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
36 | 蟷螂は馬車に逃げられし馭者のさま |
37 | 木曽路ゆく我も旅人散る木の葉 |
38 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
39 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
40 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
41 | 風雪や造る仏を翔つ木つ端 |
42 | 鶏頭に秋の日のいろきまりけり |
43 | 一枚の障子明りに技芸天 |
44 | 早春とは短いえんぴつ全自由席 |
45 | 道のべは人の家に入り豆の花 |
46 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
47 | とある朝やる気ふつふつ蜆汁 |
48 | 闘土の碑春分の供花誰ならむ |
49 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
50 | 冬深し柱の中の濤の音 |
2024年9月20日 03時55分更新(随時更新中)