現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年2月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 我を見て舌を出したる大蜥蜴 |
2 | いつ死ぬる金魚と知らず美しき |
3 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
4 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
5 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
6 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
7 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
8 | 手庇を何回したり春の山 |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す |
11 | 調髪の香り山より緋連雀 |
12 | 重ね着の中に女のはだかあり |
13 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
14 | みみづくが両眼抜きに来る刻か |
15 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
16 | 薔薇一本包ませてをりおのがため |
17 | 緋連雀一斉に立つてもれもなし |
18 | この道しかない春の雪ふる |
19 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
20 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
21 | 鴬や洞然として昼霞 |
22 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
23 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
24 | 藍を植ゑ広瀬絣の染場守る |
25 | 逢わざれば逢いおるごとし冬の雨 |
26 | 白魚汲む三りんぼうの日なりけり |
27 | 春塵を追うて彼岸の渡し舟 |
28 | 地続きに落日もあり韮雑炊 |
29 | わが胸にすむ人ひとり冬の梅 |
30 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
31 | 流氷の置いてゆきたる春の色 |
32 | 初暦知らぬ月日は美しく |
33 | 雨水溝這い出る毛虫石舞台 |
34 | 月光のしたたたりかかる鵜籠かな |
35 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
36 | 蛤に雀の斑あり哀れかな |
37 | うらうらと陽の上りたる霧氷かな |
38 | 野遊びの二人は雨の裔ならむ |
39 | ねんごろに馬洗はるる朱夏の糶 |
40 | うすらいや母の歳月通りゃんせ |
41 | 海光の岬に香の満つ野水仙 |
42 | 初午や物音ひびく部屋の壁 |
43 | 闘牛やああ男くさい春霞 |
44 | 咲き満ちて風にさくらのこゑきこゆ |
45 | 涙痕の侫武多となりて戻りけり |
46 | いつの間に欅の芽吹き淡々と |
47 | 眼の細き人と半生しじみ汁 |
48 | 山焼きの火の色太古よりの色 |
49 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
50 | 目の前を汗粒飛べり東口 |
2024年9月23日 01時11分更新(随時更新中)