現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年1月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
2 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
3 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
4 | 我を見て舌を出したる大蜥蜴 |
5 | あるけばかつこういそげばかつこう |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 業俳の田舎まはりや走馬燈 |
8 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
9 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
10 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
11 | 恋猫の恋する猫で押し通す |
12 | 海に出て木枯帰るところなし |
13 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
14 | から松は淋しき木なり赤蜻蛉 |
15 | 爆発や太郎と愛のどんど焼き |
16 | 蝉時雨子は擔送車に追ひつけず |
17 | 大寒や転びて諸手つく悲しさ |
18 | 薬喰いつよりか身に闇及ぶ |
19 | 菫程な小さき人に生れたし |
20 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
21 | 足の立つ嬉しさに萩の芽を検す |
22 | ここよりは男入れず薬喰 |
23 | お庭には枯山吹や春画展 |
24 | 着膨れてなんだかめんどりの気分 |
25 | 春や昔十五万石の城下哉 |
26 | モネの絵のごとき湖あり夏鶯 |
27 | 愛すべき私の未来寒卵 |
28 | 春時雨懐かしきかな蛇の目傘 |
29 | 一桶の藍流しけり春の川 |
30 | むかしより舌はかなしく寒九郎 |
31 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
32 | 障子あけて置く海も暮れきる |
33 | 冬木の芽はだしでかけるうさぎ組 |
34 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
35 | 煮凝りに近づく櫂のようなもの |
36 | 去年今年貫く棒の如きもの |
37 | 水墨画展へ阪神震災忌 |
38 | あかつきの雲割る声や白鳥来 |
39 | 合鍵を回す音せり雪しまき |
40 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
41 | 蕗の薹おもひおもひの夕汽笛 |
42 | 大寒の銀行を出て笑いけり |
43 | 雪嶺のひとたび暮れて顕はるる |
44 | 女房は下町育ち祭好き |
45 | 鳥貌や遠方ふかき夕霞 |
46 | 聖夜かな卓にワイン電子辞書 |
47 | 栃木にいろいろ雨のたましいもいたり |
48 | 一本の棒にて統べるどんど焼 |
49 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
50 | 順番に死ぬわけでなし春二番 |
2024年9月23日 09時05分更新(随時更新中)