現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年1月1日のデイリーキーワードランキング
1 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
2 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
3 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
4 | 初暦知らぬ月日は美しく |
5 | あたたかき雪がふるふる兎の目 |
6 | 去年今年貫く棒の如きもの |
7 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
8 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
9 | しんしんと煩悩解脱 除夜の鐘 |
10 | 夏山の大木倒す谺かな |
11 | 手庇を何回したり春の山 |
12 | 元旦や暗き空より風が吹く |
13 | 重ね着の中に女のはだかあり |
14 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
15 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
16 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
17 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
18 | 老木の芽吹き強さと優しさと |
19 | 落椿われならば急流へ落つ |
20 | 秋晴や火口を落ちる砂の音 |
21 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
22 | 一行の添え書に見る年賀状 |
23 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
24 | 秋の雲立志伝みな家を捨つ |
25 | 初夢のいきなり太き蝶の腹 |
26 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
27 | 砲丸のドスンと寒の明けにけり |
28 | 琵琶の音も語りも聞けぬ耳の秋 |
29 | ひととせはかりそめならず藍浴衣 |
30 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
31 | また一つ風の中より除夜の鐘 |
32 | 実存とは破魔矢を握りしむことか |
33 | あちこちにおひとりさま揺れ波の花 |
34 | 柚子風呂に聖痕のなき胸ひたす |
35 | パン食べて妻の出かける小正月 |
36 | 福寿草咲き執刀医の転勤 |
37 | 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり |
38 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
39 | 飛込の途中たましひ遅れけり |
40 | 女坂箱根駅伝男坂 |
41 | 元日を白く寒しと昼寝たり |
42 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
43 | 成人の日をくろがねのラツセル車 |
44 | 初富士はやっぱり空の真ん中に |
45 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
46 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
47 | 身に軽き三日迎ふる羽織紐 |
48 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
49 | 初夢の母は指から糸出して |
50 | 晩春のみどりのつまる魚の腸 |
2024年9月24日 15時46分更新(随時更新中)