現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年9月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | にぎりしめにぎりしめし掌に何もなき |
3 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
4 | 重ね着の中に女のはだかあり |
5 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
6 | 妻がゐて子がゐて孤独いわし雲 |
7 | 緋鯉来る胸骨あらわにロダン像 |
8 | うすぎぬのおぼろが裏む花の精 |
9 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
10 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
11 | 亀甲の粒ぎつしりと黒葡萄 |
12 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
13 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
14 | 一晩の時間オクラのふとりかな |
15 | 地の飢ゑに神の忘れし氷面鏡 |
16 | 水田しろじろ寝るまで子供泣きつゞけ |
17 | 入れものが無い両手で受ける |
18 | 冬の水一枝の影も欺かず |
19 | 舟虫の罪あるごとき急ぎかな |
20 | こんなよい月を一人で見て寝る |
21 | 既知未知の人生燈火親しけれ |
22 | 春深くケセランパサラン増殖す |
23 | アイスクリームおいしくポプラうつくしく |
24 | 野を焼いて帰れば燈火母やさし |
25 | 船笛やすずなすずしろ朝の家 |
26 | あるけばかつこういそげばかつこう |
27 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
28 | 山中や生き存へて蟬の穴 |
29 | 冬木立夢中問答解けがたし |
30 | 皀角子の実が鳴る戦中戦後胸中に |
31 | かの地主白露に白き鶏放ち |
32 | 夏の雲湧き人形の唇ひと粒 |
33 | 初空や大悪人虚子の頭上に |
34 | 秋旱掘つても穴にならぬなり |
35 | 開帳の寺に立正安国論 |
36 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
37 | サルビアや臨界点をいまこえし |
38 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
39 | 紫陽花に秋冷いたる信濃かな |
40 | 身籠れるとき透けてくる目高かな |
41 | 山国や空にただよう花火殻 |
42 | 獺祭忌悪人虚子を敬ひて |
43 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
44 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
45 | 星月夜 最終便に乗るつもり |
46 | をととひのへちまの水も取らざりき |
47 | をみなとはかかるものかも春の闇 |
48 | 脈採りて女の指冬の雲うごかぬ |
49 | 一匙のアイスクリームや蘇る |
50 | 西瓜売り西瓜バルーン揚げながら |
2024年9月21日 09時58分更新(随時更新中)