現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年4月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 一雁の列をそれたる羽音かな |
2 | ちるさくら海あをければ海へちる |
3 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
4 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
5 | まのあたり天降りし蝶や桜草 |
6 | からうじて鴬餅のかたちせる |
7 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
8 | 重ね着の中に女のはだかあり |
9 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
10 | 海に出て木枯帰るところなし |
11 | 夫唱婦随婦唱夫随や冬籠 |
12 | 雪だるま星のおしやべりぺちやくちやと |
13 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
14 | 円光を着て鴛鴦の目をつむり |
15 | 遠蛙酒の器の水を呑む |
16 | しどみ野の窪みよ遠く湧く汽笛 |
17 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
18 | 行く春ややぶれかぶれの迎酒 |
19 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
20 | 遠山も風の案山子も伊賀のうち |
21 | 花筏行きとどまりて夕日溜む |
22 | 春昼のゆびとどまれば琴も止む |
23 | 遊廓ひやゝか荷車よどみなく通る |
24 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
25 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
26 | 野遊びの児等の一人が飛翔せり |
27 | 夕焼の端切れとなりし鯉の池 |
28 | 春曙何すべくして目覚めけむ |
29 | けぶる母郷いくたび芹の匂いたつ |
30 | しぐるるや駅に西口東口 |
31 | 手が長くだるし赤茶けた製鋼煙 |
32 | 春暁や水ほとばしり瓦斯燃ゆる |
33 | 春雨のわれまぼろしに近き身ぞ |
34 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
35 | 夕東風や海の船ゐる隅田川 |
36 | 飯噴いてあなたこなたで倒れる犀 |
37 | 現し世と黄泉の境の花吹雪 |
38 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
39 | 傘さして都をどりの篝守 |
40 | 愚図愚図と熟柿の息の春の霧 |
41 | さきみちてさくらあをざめゐたるかな |
42 | あたたかな 雨が降るなり枯葎 |
43 | 不惑とは何ぞ新茶はなまぐさし |
44 | さくら咲く氷のひかり引き継ぎて |
45 | 水鳥のしづかに己が身を流す |
46 | 狐嫁入るかと仰ぐ一の午 |
47 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
48 | 緑陰に自転車止めて賭将棋 |
49 | 海霧低き知法華村人を見ず |
50 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
2024年9月23日 01時07分更新(随時更新中)