現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年12月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 白藤や揺りやみしかばうすみどり |
2 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
3 | こんなよい月を一人で見て寝る |
4 | 朧夜のむんずと高む翌檜 |
5 | 餅花の灯れり赤子手から手へ |
6 | 熱燗に胸広きかな赫きかな |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
9 | うしろ姿の時雨てゆくか |
10 | 冬と云ふ口笛を吹くやうにフユ |
11 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
12 | 未来図は直線多し早稲の花 |
13 | 雁啼くやひとつ机に兄いもと |
14 | 柚子風呂に聖痕のなき胸ひたす |
15 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
16 | 盲人に歩の正しさや秋の暮 |
17 | 三歳のくすくす薔薇の芽と棘と |
18 | 昔男ありけりわれ等都鳥 |
19 | よろこびはかなしみに似し冬牡丹 |
20 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
21 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
22 | 大言海割つて字を出す稿始め |
23 | 短日や置きし眼鏡に日が当る |
24 | みみづくが両眼抜きに来る刻か |
25 | ねんねこの人出て佇てり鞍馬山 |
26 | 旅客機閉ざす秋風のアラブ服が最後 |
27 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
28 | 枯草の大孤独居士ここに居る |
29 | 芋の露連山影を正しうす |
30 | 雀歩くたのしさ霜のトタン屋根 |
31 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
32 | ねんねこから片手でてゐる冬霞 |
33 | 分け入つても分け入つても青い山 |
34 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
35 | 生きものの音をたしかめ山眠る |
36 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
37 | 如月や日本の菓子の美しき |
38 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
39 | 木がらしや東京の日のありどころ |
40 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
41 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
42 | 露の玉考へてをりふるへをり |
43 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
44 | 降る雪や野には舌持つ髑髏 |
45 | 浜木綿は野伏と寝たる乱れよう |
46 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
47 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
48 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
49 | 児の本にふえし漢字や麦の秋 |
50 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2024年9月20日 02時19分更新(随時更新中)