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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2009年10月13日のデイリーキーワードランキング

1

金粉をこぼして火蛾やすさまじき
2

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
3

桶あれば桶をのぞいて十二月
4

喫泉に口あまやかす雪のなか
5

あたたかな雨が降るなり枯葎
6

少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ
7

梅が香や流行出したる白博多
8

金木犀妻の里訪ひ妻に逢ふ
9

青蛙おのれもペンキぬりたてか
10

お涅槃のくすぐりっこの少女たち
11

夕立や森を出で来る馬車一つ
12

君たちの恋句ばかりの夜の萩
13

初富士のかなしきまでに遠きかな
14

雉子の眸のかうかうとして売られけり
15

べたべたに田も菜の花も照りみだる
16

子の髪の風に流るる五月来ぬ
17

かりかりと蟷螂蜂の皃を食む
18

曼珠沙華あつけらかんと道の端
19

唐辛子さあてこれからどうするか
20

雪女郎に逢ひに戻りし湖の国
21

遮断機に春淀みいる逢魔が時
22

秋深しふき井に動く星の数
23

春浅しあけしばかりの海苔の罐
24

君の清貧に菊咲けば菊の花たべてゐるか
25

秋風が眼こふかくに來て吹けり
26

勇気こそ地の塩なれや梅真白
27

あきかぜのふきぬけゆくや人の中
28

除夜の湯に肌触れあへり生くるべし
29

初蝶来何色と問ふ黄と答ふ
30

みちのくの雪深ければ雪女郎
31

はればれと寒卵孵るべし
32

しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上
33

汗ばめる母美しき五月来ぬ
34

とらへたる柳絮を風に戻しけり
35

秋の淡海かすみて誰にもたよりせず
36

桃の世へ洞窟を出でて水奔る
37

右の眼に大河左の眼に騎兵
38

永き日の出職の鋏いつやみし
39

あけびの実軽しつぶてとして重し
40

椿よと醉ひはじめたる水あかり
41

空地で刺さる媚薬壜掘る墓掘人夫
42

露の日輪戸に立つ母氏死守の旗
43

能登が突き出て日のてりながら秋の海
44

六月の真夜の家裂く金の馬
45

精悍の猫あり昆布干す婆あり
46

雪女郎に恋はありけり寒椿
47

芝居見に妻出してやる女正月
48

野にて裂く封書一片曼珠沙華
49

イエスよりマリアは若し草の絮
50

槙の空秋押移りゐたりけり


2024年9月21日 11時11分更新(随時更新中)
 

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