現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年9月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 遠方の雲に暑を置き青さんま |
2 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
3 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
4 | ラグビーの頬傷ほてる海見ては |
5 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
6 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
7 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
8 | 相姦の松の枝ぶり十三夜 |
9 | さびしさに蛇や蜻蛉を生んでみる |
10 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
11 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
12 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
13 | 行々子いつも水漬きし屍かな |
14 | 雪残る頂き一つ国境 |
15 | 陰もあらはに病む母見るも別れか |
16 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
17 | 苗代や田の付く苗字わんさわんさ |
18 | いつせいに柱の燃ゆる都かな |
19 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
20 | 枯野ゆくわがこころには蒼き沼 |
21 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
22 | 秋灯や夫婦互に無き如く |
23 | 虫の世に出でゆく仕事八雲の忌 |
24 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
25 | けさ秋の一帆生みぬ中の海 |
26 | 梟や机の下も風棲める |
27 | 疲れ且つ戦い仏桑花を愛す |
28 | 襖絵の秋の七草どっと揺れ |
29 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
30 | 少女の足が研ぐ鯨のような繊維街 |
31 | こおろぎに黒い汁ためるばかりの細民 |
32 | 神田川祭の中をながれけり |
33 | 煮大根を煮かへす孤独地獄なれ |
34 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
35 | 梨の木切る海峡の人と別れちかし |
36 | 母死ぬと誰かれとなく飴の匂い |
37 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
38 | 鯉幟濡手となれば母若し |
39 | 繃帯を巻かれ巨大な兵となる |
40 | 暖炉灼く夫よタンゴを踊ろうか |
41 | とびからすかもめもきこゆ風ゆきげ |
42 | 彼岸会の車箪笥の環鳴らす |
43 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
44 | 早乙女の加賀笠にして緒の白し |
45 | どんぐりの落ちて日あたる山となる |
46 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
47 | 軒借りのひとに傘貸す三鬼の忌 |
48 | ほうほうと山鳩啼くや二番藍 |
49 | 枕木を五月真乙女一歩一歩 |
50 | しのぶれど菊人形の肩凝りは |
2024年9月21日 01時20分更新(随時更新中)