現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年7月19日のデイリーキーワードランキング
1 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
2 | 雲の峰一人の家を一人発ち |
3 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
4 | 河童忌の日の当りゐるところかな |
5 | 白梅や天没地没虚空没 |
6 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
7 | 日蝕や父には暗き蟻地獄 |
8 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
9 | とどまれば熱き躰や芋嵐 |
10 | すきとおるそこは太鼓をたたいてとおる |
11 | ふくろふに真紅の手鞠つかれをり |
12 | 日常や椿一輪が重たし |
13 | 白梅や老子無心の旅に住む |
14 | 青空から汚染受ける酒臭の胸 |
15 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
16 | さきがけてわが部屋灯す春夕焼 |
17 | 重ね着の中に女のはだかあり |
18 | 身の鬼を扇ぎてゐたる団扇かな |
19 | 青が尾を曳きて草矢の虚空かな |
20 | 殺されるために出を待つ団扇かな |
21 | さくら咲く山河に生まれ短気なり |
22 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
23 | 老鴬や珠のごとくに一湖あり |
24 | 青空に寒氣多感の雀ども |
25 | 短夜の看とり給ふも縁かな |
26 | 教会の冷たき椅子を拭く仕事 |
27 | 柿もぐや殊にもろ手の山落暉 |
28 | ふる里の早苗饗すぎし田風かな |
29 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
30 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
31 | 逢ひがたく逢ひ得し一人静かな |
32 | 春耕の田や少年も個の數に |
33 | あをあをと空を残して蝶分れ |
34 | 逢うために母は銀河の駅に佇つ |
35 | 青空と荒野を愛し子を抱かず |
36 | 白玉や子のなき夫をひとり占め |
37 | 雪渓をかなしと見たり夜もひかる |
38 | 春や昔十五万石の城下哉 |
39 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
40 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
41 | 庭隅の幹に日のある二日かな |
42 | 優曇華や昨日の如き熱の中 |
43 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
44 | 御真影へ冥く曲がれる黒揚羽 |
45 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
46 | 照紅葉且つ散る岩根みづきけり |
47 | 大言海割つて字を出す稿始め |
48 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
49 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
50 | すぐそこに来てゐる春や春を待つ |
2024年9月23日 15時28分更新(随時更新中)