現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年6月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 枯山の月今昔を照らしゐる |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 馬遠し藻で陰洗う幼な妻 |
4 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
5 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
6 | この道の富士になりゆく芒かな |
7 | ものの芽のあらはれ出でし大事かな |
8 | 重ね着の中に女のはだかあり |
9 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | 南縁の焦げんばかりの菊日和 |
11 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
12 | 星空へ店より林檎あふれをり |
13 | 青蘆に夕波かくれゆきにけり |
14 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
15 | ちるさくら海あをければ海へちる |
16 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
17 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
18 | 貧しき通夜アイスキャンデー噛み舐めて |
19 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
20 | 春や昔十五万石の城下哉 |
21 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
22 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
23 | もの置けばそこに生れぬ秋の蔭 |
24 | 芋の露連山影を正しうす |
25 | あるけばかつこういそげばかつこう |
26 | パスワード忘れて緋鯉錦鯉 |
27 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
28 | 家毎に地球の人や天の川 |
29 | まつすぐな道でさみしい |
30 | はるかまで旅してゐたり昼寝覚 |
31 | 枯木立月光棒のごときかな |
32 | 狐火のやうに嫁いでゆきにけり |
33 | 棧俵村に狐の雨が降る |
34 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
35 | せりなずなごぎょうはこべら母縮む |
36 | 雪残る頂き一つ国境 |
37 | 紙ひとり燃ゆ忘年の山平ら |
38 | 時雨るるや又きこしめす般若湯 |
39 | 陽へ病む |
40 | 春満月水子も夢を見る頃ぞ |
41 | 娼窟に繩とびの繩ちらちらす |
42 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
43 | 夫にして悪友なりし榾を焼く |
44 | 死にたれば人来て大根煮きはじむ |
45 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
46 | 炎天に怒りおさへてまた老うも |
47 | 一匙のアイスクリームや蘇る |
48 | 早苗饗のひたぶる風に硯あり |
49 | 薪をわるいもうと一人冬籠 |
50 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
2024年9月22日 10時51分更新(随時更新中)