現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年4月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 横文字の新聞燃やす三鬼の忌 |
2 | 鶏頭ノマダイトケナキ野分カナ |
3 | 手庇を何回したり春の山 |
4 | かたまつて薄き光の菫かな |
5 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
6 | 青麦のたしかな大地子の背丈 |
7 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
8 | 甲斐曇にて瓢箪の強くびれ |
9 | 空蝉に真昼の海が残っている |
10 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
11 | 音もなく紅き蟹棲む女医個室 |
12 | ユッカ咲く庭芝広く刈られけり |
13 | 仰ぐ空別離定かに冬の虹 |
14 | さざ波は立春の譜をひろげたり |
15 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
16 | 仰ぎたるところにありし返り花 |
17 | みんみんのみんみんこぼす被子植物 |
18 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
19 | 世の中を遊びごころや氷柱折る |
20 | 若鮎の 二手になりて 上りけり |
21 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
22 | 女学生の黒き靴下聖夜ゆく |
23 | 唇のうすき女や四月馬鹿 |
24 | はまぐりは時計回りにかなしめり |
25 | 今日も干す昨日の色の唐辛子 |
26 | 有明をよぎり初めたる白雨かな |
27 | すぐ来いといふ子規の夢明易き |
28 | 瓢箪の涯を見たるくびれかな |
29 | ももさくら咲き起き伏しの異らず |
30 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
31 | コンコルド広場の釣瓶落しかな |
32 | 死ぬ死ぬという奴死なぬ夕桜 |
33 | 磨崖仏みぞれと少女白く過ぐ |
34 | 胸そらしそのまま染井吉野かな |
35 | 星のとぶもの音もなし芋の上 |
36 | 呼びとめて二人となりぬ花明り |
37 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
38 | 春愁や虚構の恋の捨てがたく |
39 | くらやみに蝌蚪の手足が生えつつあり |
40 | 新宿ははるかなる墓碑鳥渡る |
41 | 狐嫁入るかと仰ぐ一の午 |
42 | 花の中鐘真黒な音を出す |
43 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
44 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
45 | 四十路さながら雲多き午後曼珠沙華 |
46 | 浴後裸婦らんまんとしてけむらへり |
47 | 春隣る空かたぶけて牡丹雪 |
48 | 根の国へ手足を伸ばす朧かな |
49 | 踏まれいる邪鬼に届けり祭笛 |
50 | 妻老いて母の如しやとろろ汁 |
2024年9月23日 06時54分更新(随時更新中)