現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年2月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 性格が八百屋お七でシクラメン |
2 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
3 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
4 | 咲き切つて薔薇の容を越えけるも |
5 | ランボーを五行とびこす恋猫や |
6 | 雨の中に立春大吉の光あり |
7 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
8 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
9 | 風に落つ楊貴妃桜房のまま |
10 | 狂女なりしを召使はれて夜長し |
11 | 月見草はらりと宇宙うらがへる |
12 | 怒濤岩を噛む我を神かと朧の夜 |
13 | 死ぬ者は死に恋猫のあまえ声 |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | さざ波は立春の譜をひろげたり |
16 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
17 | 去年今年貫く棒の如きもの |
18 | 立ち尿る農婦が育て麥青し |
19 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
20 | 潜る鳰浮く鳰数は合ってますか |
21 | 竹踏みの素足ほてりぬ厨ごと |
22 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
23 | やすらふや耕す土にひた坐り |
24 | 青紫蘇にきのうの紐が揺れており |
25 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
26 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
27 | 海に出て木枯帰るところなし |
28 | 妻がゐて子がゐて孤独いわし雲 |
29 | 春立ちし明るさの声発すべし |
30 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
31 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
32 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
33 | 如月や日本の菓子の美しき |
34 | のぞきからくり泡だちやまぬ夜の廃液 |
35 | 重ね着の中に女のはだかあり |
36 | 時雨雲づんづん行きて青き空 |
37 | 死ぬ蝶は波にとまりぬ十三夜 |
38 | 恋を得て蛍は闇に沈みけり |
39 | 風ぬくし旅半ばより亡き子見ゆ |
40 | 風の中おのれを責めつつ歩く |
41 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
42 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
43 | 立山のかぶさる町や水を打つ |
44 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
45 | べたべたの柿食べ夕日落ちし空 |
46 | しやぼんだま天が映りて窓の如 |
47 | 夫にして悪友なりし榾を焼く |
48 | とんぼ連れて味方あつまる山の国 |
49 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
50 | えりあしのましろき妻と初詣 |
2024年9月19日 21時39分更新(随時更新中)