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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2009年2月の月間キーワードランキング

1

重ね着の中に女のはだかあり
2

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
3

青蛙おのれもペンキぬりたてか
4

三千の俳句を閲し柿二つ
5

春風や闘志いだきて丘に立つ
6

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
7

とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな
8

ラガー等のそのかちうたのみじかけれ
9

露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す
10

海に出て木枯帰るところなし
11

白葱のひかりの棒をいま刻む
12

お涅槃のくすぐりっこの少女たち
13

玫瑰や今も沖には未来あり
14

鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし
15

水温むうしろに人のゐるごとし
16

早乙女の股間もみどり透きとほる
17

陽へ病む
18

降る雪や明治は遠くなりにけり
19

男根担ぎ仏壇峠越えにけり
20

ピストルがプールの硬き面にひびき
21

くらやみに蝌蚪の手足が生えつつあり
22

死化粧して水色桔梗なりぬ
23

のぞきからくり泡だちやまぬ夜の廃液
24

老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも
25

山桜雪嶺天に声もなし
26

夫にして悪友なりし榾を焼く
27

今の間のおういぬふぐり聖人去り
28

いくたびも雪の深さを尋ねけり
29

空蝉に真昼の海が残っている
30

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
31

曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ
32

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
33

おにはにはにはにはとりがゐるはるは
34

木瓜咲くや漱石拙を守るべく
35

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
36

早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き
37

金亀子 擲つ闇の 深さかな
38

夏の海水兵ひとり紛失す
39

ものの種にぎればいのちひしめける
40

日の障子太鼓の如し福寿草
41

いきいきと三月生る雲の奧
42

それぞれの部屋にこもりて夜の長き
43

遠山に日の当りたる枯野かな
44

おそるべき君等の乳房夏来る
45

山陰や一村暮るゝ麻畠
46

春浅き水を渉るや鷺一つ
47

春たのしなせば片づく用ばかり
48

炎天の遠き帆やわがこころの帆
49

浜で裸になり松の花より若い妻
50

去年今年貫く棒の如きもの


2024年9月21日 01時20分更新(随時更新中)
 

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