現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年12月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 去年今年貫く棒の如きもの |
2 | 仕る手に笛もなし古雛 |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 元日の人通りとはなりにけり |
5 | 匂ひ艶よき柚子姫と混浴す |
6 | 薄氷や母校にのこる一揆の書 |
7 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
8 | 落椿とはとつぜんに華やげる |
9 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
10 | 飴なめて流離悴むこともなし |
11 | ほかの部屋大いに笑ふ鮟鱇鍋 |
12 | 凍鶴が羽根ひろげたるめでたさよ |
13 | 凧なにもて死なむあがるべし |
14 | 冬浜を一川の紺裁ち裂ける |
15 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
16 | 乳首より出づるものなし萩枯るる |
17 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
18 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
19 | 行く年や猫うづくまる膝の上 |
20 | 祖母山も傾山も夕立かな |
21 | 早苗饗の夜気ゆるやかに紺を張る |
22 | 苗代の水を平らにして眠る |
23 | 水温むとも動くものなかるべし |
24 | この道の富士になりゆく芒かな |
25 | 鷹匠の鷹なくあそぶ二月かな |
26 | くりからもんもん冬の金魚は逆立ちに |
27 | 帯留を身よりはづして日短し |
28 | うかうかと我門過る月夜かな |
29 | 四十過ぐ底浅き湯を初湯とし |
30 | セーターの女の形して残る |
31 | まくなぎに目鼻まかして牛の貌 |
32 | 薄氷や我を出で入る美少年 |
33 | おるがんの鳴らぬ鍵ある夜学かな |
34 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
35 | 茫洋と鮟鱇汗煮る 湾の村 |
36 | そくばくの余命を惜しみ寒灸 |
37 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
38 | 山深く睦月の仏送りけり |
39 | 怖いもの知らずに生きて冷汁 |
40 | ロシア映画みてきて冬のにんじん太し |
41 | 闘牛やああ男くさい春霞 |
42 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
43 | 日常や椿一輪が重たし |
44 | 春や昔十五万石の城下哉 |
45 | 双頭の蛇の如くに生き悩み |
46 | 寒ければ微笑んでゐる仏たち |
47 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
48 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
49 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
50 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
2024年9月20日 12時29分更新(随時更新中)