現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年11月27日のデイリーキーワードランキング
1 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
2 | からだの風景を鷹が舞っている |
3 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
4 | 極寒の塵もとどめず岩ぶすま |
5 | 水いろの帯ながながと雪女郎 |
6 | 泣いて行くウエルテルに逢ふ朧哉 |
7 | 雪残る頂き一つ国境 |
8 | 花の道つづく限りをゆくことに |
9 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
10 | 着ぶくれしわが生涯に到り着く |
11 | 冬うらら海賊船は壜の中 |
12 | あざけりを浴びるごと昼冴返る |
13 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
14 | 鳥の巣に鳥が入つてゆくところ |
15 | 寒鴉己が影の上におりたちぬ |
16 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
17 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
18 | 親子笑えり一心に切る紙キリスト |
19 | 燈籠にしばらくのこる匂ひかな |
20 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
21 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
22 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
23 | 亡き母と普賢と見をる冬の夜 |
24 | 冬すでに路標にまがふ墓一基 |
25 | とりめのぶうめらんこりい子供屋のコリドン |
26 | 早乙女に出会ひぬ雨の古戦場 |
27 | 聾青畝ひとり離れて花下に笑む |
28 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
29 | どちらかと言へば麦茶の有難く |
30 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
31 | どこからも人の出て来る甘藷の芽 |
32 | かたまつて薄き光の菫かな |
33 | 葉牡丹や女ばかりの昼の酒 |
34 | 或る時は洗ひざらしの蝶が飛ぶ |
35 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
36 | 妻亡くて道に出てをり春の暮 |
37 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
38 | 父母未生以前青葱の夢のいろ |
39 | 早乙女の手足忘るるまで疲れ |
40 | 馴染むとは好きになること味噌雑煮 |
41 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
42 | 螽飛ぶ草に蟷螂じつとして |
43 | あをあをと鶴を織りゐる雪女 |
44 | 街あれば高き塔あり鳥渡る |
45 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
46 | 山国の橡の木大なり人影だよ |
47 | 昼寝するつもりがケーキ焼くことに |
48 | 言い遺すこと月光に富む大地 |
49 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
50 | 炎熱や勝利の如き地の明るさ |
2024年9月23日 16時46分更新(随時更新中)