現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年11月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 蹠に記憶末広がりの海鳴りは |
3 | もがり笛風の又三郎やあーい |
4 | 暖炉灼く夫よタンゴを踊ろうか |
5 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
6 | はたはたはわぎもが肩を越えゆけり |
7 | 春たのしなせば片づく用ばかり |
8 | 鷹とんで朝海無数の針流れる |
9 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
10 | さくら咲くことを忘れて日が沈む |
11 | あせるまじ冬木を切れば芯の紅 |
12 | 水底を亀があるいて神の留守 |
13 | 空蝉に真昼の海が残っている |
14 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
15 | たち泳ぎして友情を深うせり |
16 | ある寺の障子ほそめに花御堂 |
17 | いつよりか遠見の父が立つ水際 |
18 | うしろより初雪降れり夜の町 |
19 | 馬も召されておぢいさんおばあさん |
20 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
21 | 愛欲るや黄の朝焼に犬佇てり |
22 | うしろ姿の時雨てゆくか |
23 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
24 | ナイターのここが勝負や蚊喰鳥 |
25 | 干?の尾骨化石をおもひをる |
26 | 夫にして悪友なりし榾を焼く |
27 | とぢし眼のうらにも山のねむりけり |
28 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
29 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
30 | 冬海の近くの溝を米の粒 |
31 | 転びたることにはじまる雪の道 |
32 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
33 | がくんと前肢大定型の死へ折る牛 |
34 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
35 | 富士真白諸君も髯を剃れという |
36 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
37 | 轟音の渦冷ややかな死者の笑み |
38 | 子に恋びとありキャラメル紙の折鶴 |
39 | 枯木立月光棒のごときかな |
40 | 栗の花匂ふとき死はみにくきもの |
41 | 鈍鳥や藁一本を抱き寝して |
42 | 鰯雲ひろがりひろがり創痛む |
43 | 想像がそつくり一つ棄ててある |
44 | 青梅やずぶ濡れの山すぐそばに |
45 | からだの風景を鷹が舞っている |
46 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
47 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
48 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
49 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
50 | 銀杏揺するわが町に来た犬捕りと |
2024年9月24日 16時12分更新(随時更新中)