現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年10月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
2 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
3 | 日常や椿一輪が重たし |
4 | てふてふうらうら天へ昇るか |
5 | ふるさとも南の方の朱欒かな |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
8 | 愛憎や卓上に吹く虎落笛 |
9 | 蒼然と同年枯れる顔の中 |
10 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
11 | 鴨渡る明らかにまた明らかに |
12 | 埋立てに白いチョゴリの風が吹く |
13 | 愛憎を母に放ちて秋に入る |
14 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
15 | 鴨渡る鍵も小さき旅カバン |
16 | 青嵐愛して鍋を歪ませる |
17 | 青梨も蛇もまばゆし人在れば |
18 | 北嵯峨の水美しき冷奴 |
19 | しぼり出すみどりつめたき新茶かな |
20 | がくんと前肢大定型の死へ折る牛 |
21 | 四十路さながら雲多き午後曼珠沙華 |
22 | ぎんなんを拾ひふり向く鬼面かな |
23 | 今日だけは自殺をやめて風邪をひこう |
24 | 春たのしなせば片づく用ばかり |
25 | 愛鳥週間人も緑にまみれゐて |
26 | 鳥放ち山は眠りに入らむとす |
27 | 人影のかたまつて出る土用丑 |
28 | 枯木立月光棒のごときかな |
29 | キヤツサバ林軍靴を照らす火の果てに |
30 | 枯草にキヤラメルの箱河あわれ |
31 | 鳩踏む地かたくすこやか聖五月 |
32 | これ着ると梟が啼くめくら縞 |
33 | 二歳児のなぜなぜ言葉凍解ける |
34 | 土筆の向うに土筆より低い煙突 |
35 | からだの風景を鷹が舞っている |
36 | 大津絵の鬼が手を拍つ紅葉山 |
37 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
38 | 雙六の賽振り奥の細道へ |
39 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
40 | ちる木槿ナイフフォークに軽いむらさき |
41 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
42 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
43 | 炎天の空美しや高野山 |
44 | 陽へ病む |
45 | 着ぶくれしわが生涯に到り着く |
46 | 鷲飼うとおもいきめつつ夏のあみもの |
47 | 六月やなんの物日の韓衣 |
48 | 寒鯉を真白しと見れば鰭の藍 |
49 | 十二月あのひと刺しに汽車で行く |
50 | のぞきからくり泡だちやまぬ夜の廃液 |
2024年9月22日 17時20分更新(随時更新中)