現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年1月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 枯蓮のうごく時きてみなうごく |
2 | 業車まわし花朴よりも白 |
3 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
4 | 松過ぎの又も光陰矢の如く |
5 | 夜光虫乳房ふくらむ頃に見し |
6 | 重ね着の中に女のはだかあり |
7 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
8 | きしきしと牡丹莟をゆるめつつ |
9 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
10 | おそるべき君等の乳房夏来る |
11 | はなやぎて月の面にかかる雲 |
12 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
13 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | 初午やはたと閉ざせし鮮魚店 |
16 | 捨てた夢に出くわすきさらぎの駅 |
17 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
18 | 朝立や馬のかしらの天の川 |
19 | これよりは菊の酒また菊枕 |
20 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
21 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
22 | 大賢は大愚に似たり生身魂 |
23 | むかしより舌はかなしく寒九郎 |
24 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
25 | よろこびはかなしみに似し冬牡丹 |
26 | 薄氷と遊んで居れば肉体なる |
27 | 神の恋のごとき夏雲雷雨くる |
28 | 斜線多き戸籍謄本亀鳴けり |
29 | 雪しまく隣の町へ行きたき日 |
30 | 立春や香煙とゞく絵天井 |
31 | 八方に*噂広がり日脚伸ぶ |
32 | 寒明けの山肌を剥ぎ岩きざむ |
33 | ほんの少し家賃下りぬ蜆汁 |
34 | 豆まきの豆もてあます齢かな |
35 | たらちねの耳疎くなる神の留守 |
36 | 若鮎の二手になりて上りけり |
37 | しまい湯といえど二人目河鹿笛 |
38 | 星祭り金釘文字の願い事 |
39 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
40 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
41 | 蟷螂の斧をしづかにしづかに振る |
42 | 坪庭のかわらぬよしみ初雀 |
43 | 海に出て木枯帰るところなし |
44 | ものの種にぎればいのちひしめける |
45 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
46 | 春や昔十五万石の城下哉 |
47 | 檻の鷲寂しくなれば羽搏つかも |
48 | 乱暴しないで 別の乱暴をして |
49 | 中学生神語りおり雪積む藁 |
50 | 土雛は昔流人や作りけん |
2024年5月15日 03時43分更新(随時更新中)