現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年1月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 元日やふどしたたんで枕上ミ |
2 | 自らを炎となさむとて初詣 |
3 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
4 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
5 | いちにちは越の田遊びあめんぼう |
6 | 裏山は松が枝ばかり初詣 |
7 | 刈田星かぶりて雷児忌はいつぞ |
8 | 正月の月が明るい手まり歌 |
9 | 獅子舞は入日の富士に手をかざす |
10 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
11 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
12 | 去年今年貫く棒の如きもの |
13 | 秋水やまた会ひ難き女ども |
14 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
15 | 毛虫焼くちいさき藁火つくりけり |
16 | 日本の夜霧の中の懐手 |
17 | 初あかりそのまま命あかりかな |
18 | 早乙女も影となる田の薄茜 |
19 | 芋の露連山影を正しうす |
20 | 蟾蜍長子家去る由もなし |
21 | 愛と同量の飢え暗澹と開渠を下る |
22 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
23 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
24 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
25 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
26 | 桃咲くや湖水のへりの十箇村 |
27 | 蝿生れ早や遁走の翅使ふ |
28 | 冬の鷺あな羽搏たんとして止みぬ |
29 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
30 | 粥は吹くもの裸木は水のむこうに |
31 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
32 | 繭玉に寝がての腕あげにけり |
33 | 青田行く新幹線は銀の針 |
34 | 終戦の夜汽車愛と死立ちて読む |
35 | 元日の人通りとはなりにけり |
36 | 対のものいつしか欠くるひめ始め |
37 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
38 | てふてふひらひらいらかをこえた |
39 | 冬ざくら剛球は落日が受ける |
40 | 首を交わして丹頂のとどろけり |
41 | 初暦知らぬ月日は美しく |
42 | 元日の犬の憂鬱硝子越し |
43 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
44 | 古希過ぎて一誌を興す雲の峰 |
45 | 日本がここに集る初詣 |
46 | 生涯は一度落花はしきりなり |
47 | 成人の日をくろがねのラツセル車 |
48 | ごつたがえす雪靴雪下駄わが喪なり |
49 | 美しく芒の枯るる仔細かな |
50 | 神慮今鳩をたたしむ初詣 |
2024年5月14日 13時40分更新(随時更新中)