現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年12月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 飛込の途中たましひ遅れけり |
2 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
3 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 福引やティッシュ一つの福来たる |
6 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
7 | 白菜のみな尻向けて積まれたる |
8 | 冬の水一枝の影も欺かず |
9 | 海に鴨発砲直前かも知れず |
10 | 春近し雪にて拭う靴の泥 |
11 | 炎昼の馬に向いて梳る |
12 | ほととぎす敵は必ず斬るべきもの |
13 | 一行の添え書に見る年賀状 |
14 | 巣箱ありシェフの気まぐれサラダあり |
15 | 縄跳びを休んでいたる羊雲 |
16 | 寄せ鍋や気になる人の箸に触れ |
17 | 呟きは言葉となれり師走風 |
18 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
19 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
20 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
21 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
22 | 藍甕の藍はしづもり梅雨の底 |
23 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
24 | 凩や海に夕日を吹き落す |
25 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
26 | この道しかない春の雪ふる |
27 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
28 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
29 | ところてん煙のごとく沈みをり |
30 | 疲れ且つ戦い仏桑花を愛す |
31 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
32 | 眼のふちに疲れ残れるマスクかな |
33 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
34 | 庭いじり冬眠の虫揺り起こす |
35 | 雑念を許さぬ木曽の茂りかな |
36 | 軒借りのひとに傘貸す三鬼の忌 |
37 | 年の瀬を俳諧舟はながれゆく |
38 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
39 | 天丼の海老おし黙る秋の暮 |
40 | 再びは生れ来ぬ世か冬銀河 |
41 | 勾玉の里や双手に寒蜆 |
42 | 藍染めの浴衣短し南北線 |
43 | 嫂をさそい椿にしてしまう |
44 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
45 | 去年今年貫く棒の如きもの |
46 | 霧氷散る音のかそけき深山かな |
47 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
48 | 約束は確か北口風花す |
49 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
50 | 花火の夜殺しむるほど愛すまじ |
2024年5月11日 17時17分更新(随時更新中)