現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年6月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 満州たんぽぽ帰還の兵の証なり |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
4 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
5 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
6 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
7 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
8 | 年過ぎてしばらく水尾のごときもの |
9 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
10 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
11 | どくだみの花しんみりと面照らす |
12 | あじさいに心変わりや恋みくじ |
13 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
14 | 心をまとめる鉛筆とがらす |
15 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
16 | あじさいに真っ赤な嘘は似合わない |
17 | 今生の狂ひが足らず秋螢 |
18 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
19 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
20 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
21 | 人体冷えて東北白い花盛り |
22 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
23 | 妻亡くて道に出てをり春の暮 |
24 | 若狭には佛多くて蒸鰈 |
25 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
26 | 入れものが無い両手で受ける |
27 | 星空へ店より林檎あふれをり |
28 | 芋の露連山影を正しうす |
29 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
30 | 金閣にほころびのひかり苔の花 |
31 | 家に時計なければ雪はとどめなし |
32 | そら豆むくあきれる程の莢の嵩 |
33 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
34 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
35 | 風に落つ楊貴妃桜房のまま |
36 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
37 | さくら咲きあふれて海へ雄物川 |
38 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
39 | あるけばかつこういそげばかつこう |
40 | 夏至の水呑んできれいな声を出す |
41 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
42 | 青すだれ油断している女体山 |
43 | 西国の畦曼珠沙華曼珠沙華 |
44 | 鳥帰るいづこの空もさびしからむに |
45 | 悪なれば色悪よけれ老の春 |
46 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
47 | 街の灯のゆるびてふぐり落しかな |
48 | 芋嵐あてどなければ去りがたく |
49 | 億年のなかの今生実南天 |
50 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
2024年5月11日 12時08分更新(随時更新中)