現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年11月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 重ね着の中に女のはだかあり |
2 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
5 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
6 | 暖かや飴の中から桃太郎 |
7 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
8 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
9 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
10 | 母を据え冬日より濃き水流る |
11 | 夜空より大きな灰や年の市 |
12 | 篁に一水まぎる秋燕 |
13 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
14 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
15 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
16 | 海に出て木枯帰るところなし |
17 | 彼一語我一語秋深みかも |
18 | つつがなく目鼻耳口文化の日 |
19 | ひかりの野へ君なら蝶に乗れるだろう |
20 | お手玉からこぼれる小豆一茶の忌 |
21 | 裏戸開け秋蚕光らす朝の嫁 |
22 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
23 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
24 | やまなみの一つ岩山歳の市 |
25 | 食べてゐる牛の口より蓼の花 |
26 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
27 | 籾焼きの夕べ一村煙に巻く |
28 | 月光に風のひらめく秋ざくら |
29 | 冬うらら海老の尻っぽを噛みあぐね |
30 | 立冬のことに草木のかがやける |
31 | 夢の世に葱を作りて寂しさよ |
32 | 芋の露連山影を正しうす |
33 | 乳房や ああ身をそらす 春の虹 |
34 | 競ひ合ふ天の火の枝冬まつり |
35 | 清明や街道の松高く立つ |
36 | あたたかき雪がふるふる兎の目 |
37 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
38 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
39 | 柚風呂やためらいもなく天動説 |
40 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
41 | 七五三妊婦もつとも美しき |
42 | 鳥籠にポインセチアを飼っている |
43 | お庭には枯山吹や春画展 |
44 | 柊の花一本の香りかな |
45 | 兎飼ふはなし茶柱寝てしまふ |
46 | 吐息みな綿虫となる日暮どき |
47 | 刈田ゆく袖を四角に紺絣 |
48 | 道のべに阿波の遍路の墓あはれ |
49 | 生国の昼へ蹴り出す煙茸 |
50 | 山桜 雪嶺天に 声もなし |
2024年5月12日 19時06分更新(随時更新中)