現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年4月19日のデイリーキーワードランキング
1 | ものの種にぎればいのちひしめける |
2 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
3 | 襟巻や女冥利をくすぐらる |
4 | 物種をにぎれば生命ひしめける |
5 | 雨男雨にうたえば雨蛙 |
6 | 浜昼顔潮騒子守唄にして |
7 | 楊梅を含みさきたま古墳群 |
8 | 声掛けて体位交換花は葉に |
9 | 泉のごとくよき詩をわれに湧かしめよ |
10 | 人の世に解き放たれし雨蛙 |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 迷わずに出来た句はなし若葉冷え |
13 | 花馬酔木しだれて紙の音生まる |
14 | 山又山山桜又山桜 |
15 | 姿見にゆがむ我見ゆ春燈 |
16 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
17 | 寒波急日本は細くなりしまま |
18 | 死骸や秋風かよふ鼻の穴 |
19 | 長生きの象を洗ひぬ天の川 |
20 | 弥陀ヶ原や咲きも咲きたるチングルマ |
21 | 木葉髪文芸永く欺きぬ |
22 | もずく食べ春夕焼を生みたくなる |
23 | 葉桜や人に知られぬ昼あそび |
24 | 春へ帰京没日と月の間を抜け |
25 | 冬の鷺あな羽搏たんとして止みぬ |
26 | 亡き妻の籠枕して寝つかれず |
27 | 睦ごとはこのごろとんと桜餅 |
28 | 弁当に恋情の声鯉のぼり |
29 | ウイグルの美人はけだるし蠅叩 |
30 | 瞳孔を薬でひらき夕端居 |
31 | 殺し合い地獄へとどく樹の根樹の根 |
32 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
33 | 端居して遠きところに心置く |
34 | 緋躑躅にうからやからの逃げ惑う |
35 | 遠足が来て河川敷透明に |
36 | 人の世の悲しき櫻しだれけり |
37 | 座布団を折りて枕や業平忌 |
38 | 罪晴れて箸にからまる水雲かな |
39 | 退院や虹立つ空より鳥語降る |
40 | 山みみずぱたぱたはねる縁ありて |
41 | 春の雷納屋の案山子は目を開けて |
42 | はんざきにほんのりにほひたるところ |
43 | 尺取虫五尺二寸の兵たりし |
44 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
45 | 豆腐和えあわせ春呼ぶ陽のにおい |
46 | 黄金虫地の混沌を少し浮き |
47 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
48 | ていねいに菊をいたわる老夫婦 |
49 | 木曽路ゆく我も旅人散る木の葉 |
50 | まひまひや宵の明星沈みゆく |
2024年5月13日 11時12分更新(随時更新中)