現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年5月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
2 | 五月の夜未来ある身の髪匂う |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | 美しき春潮の航一時間 |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 愛欲るや黄の朝焼に犬佇てり |
7 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
8 | チユーリツプ喜びだけを持つてゐる |
9 | 重ね着の中に女のはだかあり |
10 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
11 | あるときは船より高き卯浪かな |
12 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
13 | 死神が死んで居るなり百日紅 |
14 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
15 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
16 | 余花の蝶しばらく波にあそびけり |
17 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
18 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
19 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
20 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
21 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
22 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
23 | 人間は管より成れる日短 |
24 | 遠嶺の風の便りに降る木の実 |
25 | 雪隠の神はまる貌柿の秋 |
26 | 盆過ぎや人立つてゐる人の際 |
27 | 夕東風や海の船ゐる隅田川 |
28 | 馴染むとは好きになること味噌雑煮 |
29 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
30 | 麗らかや長居の客の膝頭 |
31 | 夕凪や使はねば水流れ過ぐ |
32 | わらやふるゆきつもる |
33 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
34 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
35 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
36 | 豊年や切手をのせて舌甘し |
37 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
38 | 月浴びて玉崩れをる噴井かな |
39 | いつよりか遠見の父が立つ水際 |
40 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
41 | 夜店はや露の西国立志編 |
42 | 干足袋の天駆けらんとしてゐたり |
43 | 桐の花紅の夕日は人去る方 |
44 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
45 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
46 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
47 | 梅雨の犬で氏も素性もなかりけり |
48 | 花鋏きのうの蜂にまた出会う |
49 | 吹越に大きな耳の兎かな |
50 | 走るのが好きで走れば芒かな |
2024年5月9日 05時27分更新(随時更新中)