現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年5月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
3 | 鮎食みて身ぬちに利根の香をひろぐ |
4 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
5 | 淋しい幽霊いくつも壁を抜けるなり |
6 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
7 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
8 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
9 | せきをしてもひとり |
10 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
11 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
12 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
13 | 肩書きは民生委員大根引く |
14 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
15 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
16 | 星空へ店より林檎あふれをり |
17 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
18 | 一滴の我一瀑を落ちにけり |
19 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
20 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
21 | そよぎだす早苗田の青昼鏡 |
22 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
23 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
24 | うまそうなあさのおひさまいねのはな |
25 | 水枕ガバリと寒い海がある |
26 | 艶聞に片耳ふさぐアマリリス |
27 | 針箱は母の分身柿の花 |
28 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
29 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
30 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
31 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
32 | 聲変りはじまつて百物語 |
33 | 夏木立天空ささえゆるがざり |
34 | 睡蓮のほとり明るしこぬか雨 |
35 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
36 | 氷菓舐めては唇の紅補ふ |
37 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
38 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
39 | 菜の花や小学校の昼餉時 |
40 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
41 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
42 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
43 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
44 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
45 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
46 | 憂き卓の首八方にさくらんぼ |
47 | 余花の雨かの人に会うためほしい |
48 | 太陽はいつもまんまる秋暑し |
49 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
50 | 棒の如き全長となり蛇泳ぐ |
2024年5月9日 00時08分更新(随時更新中)