現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年5月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 瑞照りの蛇と居りたし誰も否 |
2 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
3 | 鶏たちにカンナは見えぬかもしれぬ |
4 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
5 | マリが住む地球に原爆などあるな |
6 | 極月の夜の風鈴責めさいなむ |
7 | いなびかり北よりすれば北を見る |
8 | おそるべき君等の乳房夏来る |
9 | ふくろうに聞け快楽のことならば |
10 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
11 | せきをしてもひとり |
12 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
13 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
14 | 高舘や風のすすきの遠目癖 |
15 | 胡瓜の葉うごくに深き空を知る |
16 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
17 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
18 | 鈴に入る玉こそよけれ春のくれ |
19 | 独り居に慣れて明るき花水木 |
20 | 桐一葉落ちて心に横たはる |
21 | どうしてもあの白蓮が目に痛い |
22 | 熾る火に向かう面や薪能 |
23 | 定年の近づいている春の雪 |
24 | 逃げ水へ釘を打ち込む陰陽師 |
25 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
26 | 石仏の頤伝ふ春の雨 |
27 | 夏潮に一直線に出漁す |
28 | 重ね着の中に女のはだかあり |
29 | ぱらぱらと来る山の雨吾亦紅 |
30 | 柿若葉重なりもして透くみどり |
31 | 朝顔の紺のかなたの月日かな |
32 | ふるさとは字名が消えて破れ傘 |
33 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
34 | 方丈の大庇より春の蝶 |
35 | 青葉潮ただただ青き野点かな |
36 | 枯山を越ゆる径なりしかとあり |
37 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
38 | あり余るひとりの闇の夏椿 |
39 | 子規逝くや十七日の月明に |
40 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
41 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
42 | ともしびの明石の宿で更衣 |
43 | 眼のふちに疲れ残れるマスクかな |
44 | 何をもて罪と言いしか曼珠沙華 |
45 | 街灯は夜霧にぬれるためにある |
46 | かまきりの卵嚢よりの寒暮光 |
47 | 湯ほてりのひととゆきあふ寒の雨 |
48 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
49 | 青葉闇無口同志の竹床几 |
50 | にぎりしめにぎりしめし掌に何もなき |
2024年4月27日 10時55分更新(随時更新中)