現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年10月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
3 | 峡ふかく日傘曲折してくだる |
4 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
5 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
6 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
7 | 妙見も普賢も仁田の紅葉かな |
8 | 炎昼の馬に向いて梳る |
9 | 鰯雲日かげは水の音迅く |
10 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
11 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
12 | 隙間風十二神将みな怒る |
13 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
14 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
15 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
16 | 鳥も稀の冬の泉の青水輪 |
17 | たこ焼をひと噛み舞妓帯を解く |
18 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
19 | 曲がるたび傷深くなる雪の街 |
20 | せきをしてもひとり |
21 | 家ずとに犬神の護符寒に入る |
22 | 鶫死して翅拡ぐるに任せたり |
23 | 友と語れば海峡やがて月かかぐ |
24 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
25 | 雁が音や酒酔いやすい尺八師 |
26 | 星空へ店より林檎あふれをり |
27 | 初場所や楷書のごとき四股を踏む |
28 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
29 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
30 | さえざえと雪後の天の怒濤かな |
31 | 湿原の草枯れ獣めく臭ひ |
32 | 秋風や模様のちがふ皿二つ |
33 | 汽車見えてやがて失せたる田打かな |
34 | 鮟鱇鍋路地に年月重ねたり |
35 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
36 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
37 | 雪渓をかなしと見たり夜もひかる |
38 | 首あげて怒る土偶や春嵐 |
39 | 閑けさを活けるや黄菊白菊と |
40 | 冬すでに路標にまがふ墓一基 |
41 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
42 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
43 | 逢ひにゆく八十八夜の雨の坂 |
44 | 海に出て木枯帰るところなし |
45 | 山国の虚空日わたる冬至かな |
46 | 餅焦すひとり留守居の厨ごと |
47 | すれちがい移り香残し秋袷 |
48 | うごけば、寒い |
49 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
50 | 文芸に一世をかけし木の葉髪 |
2024年5月5日 16時15分更新(随時更新中)