現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年4月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 花筏行きとどまりて夕日溜む |
2 | ゆく雁やふたたび声すはろけくも |
3 | 鶏頭のあったところがまだ紅い |
4 | とある朝やる気ふつふつ蜆汁 |
5 | 度外れの遅参のマスクはづしけり |
6 | もう母の眼差しをして孕み鹿 |
7 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 雛の日の波白く立つ倉の間 |
10 | 空襲の夜を知る川ぞ陽炎へる |
11 | をんどりの鳴きてひなげし火の色す |
12 | るんるんと胎児つらぬく砲あつて |
13 | 山又山山桜又山桜 |
14 | お花見やあちこち電話の歩きつつ |
15 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
16 | 箒木に影といふものありにけり |
17 | 杭ひとつあれば迷はず秋落暉 |
18 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
19 | ヒヨドリもいて水色の金平糖 |
20 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
21 | 鵜篝のはるか上まで灯のなき山 |
22 | 兄と二人蜩山に空腹なり |
23 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
24 | 雪晴の中に立山まぎれなく |
25 | 冷氣の谷間遠き日射しへ愛語つゞく |
26 | 密造の酒満月に甘くなる |
27 | 墨痕のように野島断層夏兆す |
28 | 老戦士白鷺ひくく春暁へ |
29 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
30 | 馬鈴薯の花遠き嶺の雪一縷 |
31 | 初暦知らぬ月日は美しく |
32 | 花あれば西行の日とおもふべし |
33 | 芋水車廻れよ冬が追かける |
34 | 花ひらくこと知っていて雨匂う |
35 | 丹念に仏具をみがく 花の雨 |
36 | 細雪何を言わずと未練酒 |
37 | 一教師たかが青天白月ぞ |
38 | 仔牛らのひしめく荷台花曇 |
39 | 桜蘂降るがやがや記号騒がしい |
40 | 紫陽花や風雨の中の藍微塵 |
41 | ビーバーの歯を乾かして昼寝覚め |
42 | サイフォンに胎動兆す寒夜なり |
43 | 戻れぬかも知れぬ橋あり葛月夜 |
44 | 時雨つつアジアの匂う綿のシャツ |
45 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
46 | 若鮎の二手になりて上りけり |
47 | 葉桜や人に知られぬ昼あそび |
48 | 新涼や町としもなく灯りたる |
49 | 歩くたび近づく海や啄木忌 |
50 | 恋猫の去りて安堵の深ねむり |
2024年4月26日 19時57分更新(随時更新中)