現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年6月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 夏至の水呑んできれいな声を出す |
2 | 夏至過ぎというは水辺の大男 |
3 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
4 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
5 | 人体冷えて東北白い花盛り |
6 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
7 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
8 | 面罵するこおろぎもいて一人なり |
9 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
10 | 入れものが無い両手で受ける |
11 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
12 | 蟻地獄松風を聞くばかりなり |
13 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
14 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
15 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
16 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
17 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
18 | まだもののかたちに雪の積もりをり |
19 | 芋の露連山影を正しうす |
20 | 星空へ店より林檎あふれをり |
21 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
22 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
23 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
24 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
25 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
26 | 夏至の木に蘊蓄すこし傾ける |
27 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
28 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
29 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
30 | 鴬や前山いよよ雨の中 |
31 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
32 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
33 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
34 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
35 | ちるさくら海あをければ海へちる |
36 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
37 | 夏至の日の百のグラスを満たしけり |
38 | 遥けくも一本の道山桜 |
39 | 室内を歩いて夏を待ちにけり |
40 | 山鳩よみればまはりに雪がふる |
41 | ばうばうと長けてゐたりし余り苗 |
42 | 菫程な小さき人に生れたし |
43 | 短夜や乳ぜり啼く児を須可捨焉乎 |
44 | 天帝のこころ尽しや梅雨晴間 |
45 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
46 | 退去する軒に風鈴吊るし置く |
47 | 夏至の日やみな太陽の子でありし |
48 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
49 | 一番星あいつと決めて冷し酒 |
50 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
2024年4月27日 10時25分更新(随時更新中)