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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2017年6月3日のデイリーキーワードランキング

1

バスを待ち大路の春をうたがはず
2

せきをしてもひとり
3

万緑の中や吾子の歯生え初むる
4

青蛙おのれもペンキぬりたてか
5

外にも出よ触るるばかりに春の月
6

病み抜いて母は螢となりにけり
7

赤い椿白い椿と落ちにけり
8

明滅の滅はほたるの愛の闇
9

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
10

かくれんぼ三つかぞえて冬となる
11

天の川柱のごとく見て眠る
12

芋の露連山影を正しうす
13

跳箱の突き手一瞬冬が来る
14

梅根性また柿根性二月来る
15

古池や蛙飛びこむ水の音
16

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
17

星空へ店より林檎あふれをり
18

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
19

福寿草家族のごとくかたまれり
20

しんしんと肺碧きまで海の旅
21

碧天や喜雨亭蒲公英五百輪
22

殯終りを満たす春の花
23

まさをなる空よりしだれざくらかな
24

紫蘇しげるなかを女のはかりごと
25

大寒の銀行を出て笑いけり
26

水枕ガバリと寒い海がある
27

門とぢて良夜の石と我は居り
28

栃木にいろいろ雨のたましいもいたり
29

匙なめて童たのしも夏氷
30

海に出て木枯帰るところなし
31

国生みの矛にもぐらの春の土
32

日輪のくらくら紬晒す雪
33

銀杏散る童男童女ひざまづき
34

金剛の露ひとつぶや石の上
35

螢籠昏ければ揺り炎えたたす
36

ところてん煙のごとく沈みをり
37

花の下揃ひて箸を割りにけり
38

蛍火と水に映れる蛍火と
39

海鞘を食う禿頭の顎よく動く
40

向日葵の空かがやけり波の群
41

六月を奇麗な風の吹くことよ
42

車輪ほど大きな蓮が笑いけり
43

つぶらなる汝が眼吻はなん露の秋
44

雀らも海かけて飛べ吹流し
45

牛に塩盛りて離島の夏盛ん
46

想像が遅れて流る熊野川
47

実梅10kg漬けて私の意思表示
48

桐一葉日当りながら落ちにけり
49

蓮を見にほとけの母を連れて来し
50

ノルウェイの森の眠れる白シーツ

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2024年4月27日 10時49分更新(随時更新中)
 

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