現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年3月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 蘆の芽や志賀のさざなみやむときなし |
2 | 葦の穂や滑走路昃り吾等帰る |
3 | 芦の穂の片側くらき夕日かな |
4 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
5 | 両国の橋までふたり春の雪 |
6 | 足早に逝かれ色なき風の過ぐ |
7 | 葦原に波の分け入る雪解水 |
8 | 葦原にざぶざぶと夏来たりけり |
9 | 秋の航一大紺円盤の中 |
10 | 足の蛭チューインガムを剥ぐやうに |
11 | 葦原に白馬日本語へ振り向きぬ |
12 | 次の間にときどき滝をかけておく |
13 | 冬の鎖骨輪になって鳴らしている |
14 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
15 | 色惜しみつつ夜明けつつ黒葡萄 |
16 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
17 | 葦原の風の縺れに百鬼来る |
18 | 寂しさを募らせるごと枯銀杏 |
19 | 姫はじめ以後やっかいな美学かな |
20 | 我死ぬ家柿の木ありて花野見ゆ |
21 | 葦に雪少年翳りやすきかな |
22 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
23 | 考える人は考え昭和の日 |
24 | 我死ぬ家をまるあけにし藤の花 |
25 | 妻の愚痴聞きあきました金魚鉢 |
26 | 足のうら洗へば白くなる |
27 | 菫程な小さき人に生れたし |
28 | へうへうとして水を味はふ |
29 | 百合の香に近く未明を愛されし |
30 | 落椿われならば急流へ落つ |
31 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
32 | わが背丈以上は空や初雲雀 |
33 | 素顔さへ仮面にみゆる謝肉祭 |
34 | 夫ならぬひとによりそふ青嵐 |
35 | 梁の自在の卍鳥雲に |
36 | 吾死ねば亡き君も死ぬ冬夕焼 |
37 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
38 | せきをしてもひとり |
39 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
40 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
41 | 夕方の影あいまいに春障子 |
42 | あしのうらからくるやはらかさ雛の前 |
43 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
44 | 春の月大笑ひして別れけり |
45 | 足の裏向けひまわりは高いまま |
46 | 家族みな融かされている夕茜 |
47 | 仏足石に日矢の切つ先花の冷 |
48 | うりずんのたてがみ青くあおく梳く |
49 | 阿波の地に流れし歴史藍の花 |
50 | 潜りたる茅の輪に水の匂ひせり |
2024年4月27日 06時31分更新(随時更新中)