現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年8月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 八月や六日九日十五日 |
3 | 籐椅子にざぶんとかけて鎮めおく |
4 | 籐椅子になびく隣家の薄煙り |
5 | 阿修羅像は美少年なり酔芙蓉 |
6 | 籘寝椅子灯りて暮れぬ海がある |
7 | 籐椅子に揺れてうたたね鼻眼鏡 |
8 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
9 | せきをしてもひとり |
10 | 摩周湖のこよなくあをし霧の花 |
11 | 嗚呼神様オリンピックの冬の陣 |
12 | 籘椅子を出羽三山の前に置く |
13 | その中に崩落の音花カンナ |
14 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
15 | 母に会うための線香花火かな |
16 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
17 | 籐椅子に黙つて座る髭の人 |
18 | 亀鳴けり巡査の留守のメモ用紙 |
19 | いきいきと三月生る雲の奧 |
20 | 長崎忌幾たび人は目瞑るや |
21 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
22 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
23 | 籐椅子の客をしばらく独りにす |
24 | 法衣重くゆく老杉の芽ぶき時 |
25 | 青天や白き五弁の梨の花 |
26 | 叱られて帰る霰の石畳 |
27 | 夏痩せて古き写真を剝がしをり |
28 | 目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹 |
29 | 雪原をゆく一筋の風の影 |
30 | 春雨に義仲寺への径消されけり |
31 | 一日は一生であり酔芙蓉 |
32 | 春霞恐れ入り喰う阿闍梨餅 |
33 | およぎつつうしろに迫る櫓音あり |
34 | 蟇闇のつづきの山負うて |
35 | 梨むくや甘き雫の刃を垂るる |
36 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
37 | 磔像の全身春の光あり |
38 | 梅雨夕焼だんだん怖き童唄 |
39 | 祭笛町なかは昼過ぎにけり |
40 | 赤き木の実を朝光と思う一泊 |
41 | 爾臣民に告ぐ列島の猛暑かな |
42 | 秋風や書かねば言葉消えやすし |
43 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
44 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
45 | 羅に眼あつまるクラス会 |
46 | コスモスを離れし蝶に谿深し |
47 | 何となく柩のなかの胡麻のつぶ |
48 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
49 | ぎぎぎぎと牛ノ浜商店類焼す |
50 | 源流の合歓に飛びつく小河童よ |
2024年4月26日 17時31分更新(随時更新中)