現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年7月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 秋の灯にひらがなばかり母へ文 |
3 | 車にも仰臥という死春の月 |
4 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | セシウムなど見えず巻き込む牛の舌 |
7 | 青空のために咲きいる冬桜 |
8 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
9 | せきをしてもひとり |
10 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
11 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
12 | 渡鳥仰ぎ仰いでよろめきぬ |
13 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
14 | 嬰連れて若き父母秋桜 |
15 | 春昼の孔雀に挑む男かな |
16 | 赤き木の実を朝光と思う一泊 |
17 | 乱世を平たく生きし啞蟬よ |
18 | 秋の灯にひらがなばかり母の文 |
19 | 百合の香に近く未明を愛されし |
20 | 霧冷の足首頼りなく待てり |
21 | 水墨画展へ阪神震災忌 |
22 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
23 | 合併の市長選挙や風疼く |
24 | 野馬追や千の蹄の迫り来る |
25 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
26 | 青天や白き五弁の梨の花 |
27 | 家じゆうの柱のうらの稲光り |
28 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
29 | 阿修羅像は美少年なり酔芙蓉 |
30 | 蝉なくや袖に射し入る夕薄日 |
31 | 鳶の輪の絶対音感夕焼ける |
32 | 一戸残りぬ春燈こぼすため |
33 | 観音のお手で鳴きたる初蛙 |
34 | 浮塵子なら日没までの舞踏会 |
35 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
36 | 何もかもあつけらかんと西日中 |
37 | 籘寝椅子灯りて暮れぬ海がある |
38 | 本読めば本の中より虫の声 |
39 | 蜻蛉行く後ろ姿の大きさよ |
40 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
41 | 伊勢みちの途中鳴きたる蟇 |
42 | ひかり立つものに棚田の余り苗 |
43 | 風雪や造る仏を翔つ木つ端 |
44 | 陽へ病む |
45 | だんだんと切なくなりし立泳ぎ |
46 | またもとのおのれにもどり夕焼中 |
47 | 閑けさを活けるや黄菊白菊と |
48 | 山風の日暮荒しよ胡麻の花 |
49 | オリオンの盾新しき年に入る |
50 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
2024年5月5日 17時16分更新(随時更新中)