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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2016年5月11日のデイリーキーワードランキング

1

淋しい幽霊いくつも壁を抜けるなり
2

春風や闘志いだきて丘に立つ
3

流氷や宗谷の門波荒れやまず
4

万緑の中や吾子の歯生え初むる
5

女身仏に春剥落のつづきをり
6

赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり
7

たんぽぽや日はいつまでも大空に
8

をりとりてはらりとおもきすすきかな
9

ちるさくら海あをければ海へちる
10

囀をこぼさじと抱く大樹かな
11

沈黙の池に亀一つ浮き上る
12

せきをしてもひとり
13

白鳥百羽津軽の空を明るうす
14

迷わずに出来た句はなし若葉冷え
15

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
16

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
17

聲変りはじまつて百物語
18

余花の雨かの人に会うためほしい
19

枕辺の新書匂える夜の秋
20

をさなごのひとさしゆびにかかる虹
21

大干潟みち潮尚もつづきおり
22

黄砂かも西に戦の続きおり
23

赤い椿白い椿と落ちにけり
24

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
25

夕立が洗つていつた茄子をもぐ
26

六体の笑ひ仏や寺ぬくし
27

美しき春潮の航一時間
28

餘生なほなすことあらむ冬苺
29

青蛙おのれもペンキぬりたてか
30

外にも出よ触るるばかりに春の月
31

夕暮れてひと日を惜しむ雪蛍
32

飛花落花命ひらひらしていたる
33

晴天の天守に生れし雪ばんば
34

不器用な長女の嘘ですカーネーション
35

ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜
36

せんべいの紙たべてゐる子鹿かな
37

かくれんぼ三つかぞえて冬となる
38

おぼろ夜の鬼ともなれずやぶれ壺
39

清明や街道の松高く立つ
40

しんしんと肺碧きまで海の旅
41

薔薇の門サーフィンボード横抱きに
42

袋角鬱々と枝を岐ちをり
43

なわとびの縄の中なる青山河
44

白牡丹といふといへども紅ほのか
45

垣根よりのぞく挨拶鉄線花
46

村の灯のこぼれて深し虫の闇
47

青葡萄ひとつぶごとの反抗期
48

あさまらのめでたき春となりにけり
49

凩や海に夕日を吹き落す
50

乙鳥はまぶしき鳥となりにけり


2024年4月26日 21時48分更新(随時更新中)
 

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